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X染色体上のRFLPマーカーを用いた口腔内腫瘍様病変のclonality解析

Research Project

Project/Area Number 13770086
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Human pathology
Research Institution大分医科大学

Principal Investigator

加島 健司  大分医科大学, 医学部, 助教授 (90244160)

Project Period (FY) 2001 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2002: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords口腔内病変 / 腫瘍様病変 / 免疫染色 / CD10 / CD45RB / X染色体 / RFLP / HUMARA法 / Clonality解析
Research Abstract

1.口腔内の扁平上皮癌・dysplasia・正常扁平上皮のホルマリン固定・パラフィン包埋組織切片について、Ki-67,PCNA, cyclin D1,cytokeratin(CK)15,CK17,CK19,CD5,CD10,CD30,CD34,CD45RB, CD56に対する免疫染色を施行した。
2.Ki-67,PCNAは正常上皮では基底細胞層に陽性であり、dysplasiaでは優位な陽性率の上昇はみられなかったが、扁平上皮癌では明らかに陽性率が上昇した。しかし、その浸潤部と非浸潤部の間には陽性所見に差は認められなかった。Cyclin D1もほぼ同様の結果となった。
3.CK15は正常では基底細胞層に限局した強陽性反応がみられたが、dysplasiaや扁平上皮癌ではその反応性は減弱ないし消失する傾向を呈した。CK7とCK19は総じて陰性であり、癌の角化巣にCK7に対して軽度の陽性反応が認められたのみであった。
4.CD5,CD30,CD34,CD56は正常・dysplasia・癌ともに全て陰性であったが、CD10は一部の癌症例で陽性を呈し、CD45RBは正常は陰性でdysplasiaで弱陽性〜陽性、癌で陽性〜強陽性を示す傾向があった。
5.浸潤性扁平上皮癌症例を追加し、CD10とCD45RBの発現を詳細に検討した。CD10は正常・dysplasiaで陰性、癌では34%の症例で陽性を示した。CD45RBはdysplasiaでは50%の症例が、癌では87%の症例が陽性という結果であった。
6.結論:口腔内の腫瘍様病変のパラフィンブロックは、DNAの保存状態が悪く、clonalityの解析は困難であったが、各種表面抗原・細胞周期マーカー・細胞内骨格を免疫組織学的に検索した結果、CD10が感度は低いものの癌に特異的に発現しており、CD45RBはdysplasiaを経て癌に至る過程で発現が並行して増強することが推定され、病理組織診断の一助となると期待される。

Report

(2 results)
  • 2002 Annual Research Report
  • 2001 Annual Research Report

URL: 

Published: 2001-04-01   Modified: 2016-04-21  

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