サイトカイン受容体γc鎖を介する細胞増殖シグナル伝達の抑制機構
Project/Area Number |
13770157
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Immunology
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐々木 義輝 東北大, 医学(系)研究科(研究院), 助手 (80323004)
|
Project Period (FY) |
2001 – 2002
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
|
Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Keywords | サイトカイン受容体 / 情報伝達 / チロシンキナーゼ / アダプター分枝 / MAPキナーゼファミリー |
Research Abstract |
アダプター分子Hgs/Hrs(HGF-regulated tyrosine kinase substrate)が、サイトカイン受容体の情報伝達において、c-fosの発現誘導に関与していることを明らかにした。この発現誘導の際に、Hgsはc-fosプロモ-ター上のserum response element(SRE)、cAMP response element(CRE)を活性化していることを証明した。SREは、Etsファミリーの分子Elk-1とserum response factor(SRF)から構成せれているが、Hgsはその両方を活性化していることも証明した。サイトカイン受容体下流における、c-fosの誘導にはRasが必須であると報告されていたが、Hgsによるc-fosの誘導においてもRasが必須であることが示された。そこで、次にRasの下流のどの経路にHgsが関与しているかを検討した。その結果、Hgsは、TAK1と会合することで、c-Jun N-terminal kinase(JNK)を活性化に関与すること、またPak1と会合することで、SRFの活性化に関与していることを見出した。活性化されたJNKは、SREやCREの活性化に、SRFはSREの活性化に関与することが知られていることから、Hgsは、TAK1-JNK経路およびPak1-SRF経路を活性することで、サイトカイン刺激によるc-fosの誘導に関与していると結論された。
|
Report
(1 results)
Research Products
(2 results)