慢性関節リウマチに見いだされる新しい自己抗体の対応抗原分析および病因的意義の解明
Project/Area Number |
13770239
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
内科学一般
|
Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
野島 崇樹 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (30327514)
|
Project Period (FY) |
2001 – 2002
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
|
Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2002: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Keywords | 関節リウマチ / 自己抗体 / ヒトDNA helicase V / FUSE結合蛋白 / 自己抗原 / 慢性関節リウマチ / サイトケラチン-18 |
Research Abstract |
ヒト末梢血リンパ球cDNAをテンプレートに用いて、癌遺伝子c-mycの調節因子であるfar up-stream element binding protein(FUSE結合蛋白=ヒトDNA helicase V)の全長cDNAをnested PCRを用いて分離に成功した。(シークエンスを行い、DNA配列を確認済) FUSE結合蛋白の抗原エピトープ解析を行うため、まずはKH-domain(DNA結合部位)の精製を目的として、86-457アミノ酸残基に相当する部分cDNAをnested PCRにより獲得し、発現ベクター(プラスミドpTriex)にサブクローニングして、大腸菌に発現させたHisTag付き蛋白(KH蛋白)を獲得した。TALON(コバルトレジンカラム)を用いてKH蛋白を精製し、免疫ブロットの抗原として用いた。 関節リウマチ(RA)72例の患者血清を希釈し(抗大腸菌抗体吸収済)、患者血清中のIgGと、精製KH蛋白との抗原反応性を検討したところ、72例中5例(7%)、にKH蛋白との反応性が確認された。 (FUSE結合蛋白の抗原エピトープ解析を進めるにあたり、N末、C末解析用の精製蛋白の発現を試みるも、いまだ成功せず、細かいエピトープ解析ができていない状況である。KH蛋白に関しては、大量精製を行い、ELISAを行うことでRA活動性との関連や、他の膠原病での抗体陽性率について検討を行っていく予定である。)
|
Report
(2 results)
Research Products
(2 results)