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心臓神経堤由来における冠動脈脈管形成の研究

Research Project

Project/Area Number 13770386
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Pediatrics
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

杉村 洋子  東京大学, 医学部附属病院, 教務職員 (70291698)

Project Period (FY) 2001 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Keywords心臓神経堤 / 冠動脈 / 心臓神経堤細胞
Research Abstract

心臓神経堤細胞と冠動脈脈管形成の関与について検討を重ねた。心臓神経堤細胞自体は冠動脈中膜等に直接分布しないとされているが、心臓神経堤の除去により作成可能な総動脈幹心では冠動脈パターン異常が比較的多く認められる。そこで、ウズラ内皮特異抗体QH1を利用して冠動脈について検討を進めるため、ウズラ胚を用いて総動脈幹心を作成し、冠動脈形態について検討した。
ウズラ2日胚の心臓神経堤細胞を電気的に焼灼除去し、ニワトリ卵殻へ移動した後、更に艀卵を続け、9日胚を中心に冠動脈開口部について観察した。126例の生存胚のうち、コントロール群による正常心は30例、焼灼術96例による総動脈幹心が47例(49%)、焼灼不十分で正常心が得られたものが30例(31%)、両大血管右室起始等の異常心ができたものが19例(20%)であった。正常心は全て、左右2本の冠動脈を有し、右冠尖から右冠動脈が、左冠尖から左冠動脈が起始していた。総動脈幹心では、9例が単一冠動脈、38例が左右の冠動脈を有したが、その起始部は様々であった。左右の冠動脈は右の方が有意であった。
昨年度作成したモデルについて、血管内皮成長因子であるVEGF、血管新生過程において重要なTie2、ウズラ内皮特異抗体QH1を用いて免疫染色を施行したところ、各々、分布領域が異なることが判明した。昨年度の検討では、VEGFは冠動脈内皮に分布すると判断したが、QH1との2重染色を施行したところ内皮自体には分布しておらず、周囲の支持組織に発現していることが判明し、これは血管平滑筋に相当することが推測された。一方、前年度血管の太さによって分布が異なることが判明していたTie2は、冠血管内皮ではQH1の分布と一致した。また、8日胚では、コントロールにおいても冠血管の脈管形成は不十分であり、VEGF, Tie2の発現もばらつきが認められており、更に詳細を検討中である。

Report

(2 results)
  • 2002 Annual Research Report
  • 2001 Annual Research Report

URL: 

Published: 2001-04-01   Modified: 2016-04-21  

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