血漿リポ蛋白質の表皮角化細胞の分化・増殖に対する影響の研究
Project/Area Number |
13770451
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Dermatology
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
古元 礼子 山口大, 医学部, 助手 (70311818)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2002: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | リポ蛋白質 / 表皮角化細胞 / アポリポ蛋白E / LDL受容体 / 増殖 / 分化 / イムノブロット |
Research Abstract |
血漿リポ蛋白質が表皮角化細胞の増殖、分化に影響を与えるかどうかを明らかにする目的で、各種リポ蛋自質を培地に添加し、表皮角化細胞の増殖能、およびLDL受容体、アポリポ蛋白E(アポE)の発現を検討した。 1.リポ蛋白質と表皮角化細胞の増殖能の関係 培養表皮角化細胞にリポ蛋自質であるVLDL、LDL、HDLをそれぞれ加えて培養し、MTT assayで増殖能を検討したところ、VLDLとLDLは増殖促進効果が認められた。 2.リポ蛋白質の表皮角化細胞の分化への影響を明らかにするために、細胞におけるLDL受容体とアポEの蛋白質レベルの発現をイムノブロット法ならびに免疫細胞化学的方法により検討した. 1)LDL受容体の発現 イムノブロット法と免疫染色の結果、VLDL、LDLにはLDL受容体を細胞膜上に移行させる効果がみられた。 2)アポEの発現 イムノブロットの結果、VLDL考添加した細胞ではアポEを示す34KDaのバンドが強く認められた。免疫染色では細胞質に顯粒状に染色性が認められ、取り込まれたVLDL中のアポEである可能性が示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)