精神分裂病の病因および病態に対する高ビリルビン血症の関与について
Project/Area Number |
13770544
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Psychiatric science
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Research Institution | Shimane Medical University |
Principal Investigator |
宮岡 剛 島根医科大学, 医学部, 助手 (50284047)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 統合失調症 / 高ビリルビン血症 / 精神症状 / 錐体外路症状 / CT画像 / MRI画像 / 精神分裂病 |
Research Abstract |
1.高ビリルビン血症を合併する統合失調症患者の精神医学的、神経学的特徴に関する研究:高ビリルビン血症を合併する統合失調症患者とそれを合併しない患者(各33名)を対象に精神症状評価にPANSSおよびBPRSを、錐体外路症状評価にAIMS、DIEPSS、Banes AKS-Sを用いて両群間の精神症状、錐体外路症状の出現頻度と重症度の比較検討をした。また、両群間の予後比較のためGAFを用いた評価もおこなった。その結果、高ビリルビン血症を合併する統合失調症患者は精神症状が重度であり、錐体外路症状がより高頻度に出現し、その症状も重度であることが明らかとなった。予後評価に関しても高ビリルビン血症を合併する統合失調症患者は予後は不良であることがわかった(業績参照)。 2.高ビリルビン血症を合併する統合失調症患者の脳の形熊的変化の特徴の画像的研究:高ビリルビン血症を合併する統合失調症患者の脳の形態学的変化の有無について頭部CT画像を用いて検討した。その結果、統合失調症群では健常対照群に比較して、前頭側頭葉脳溝、大脳縦裂、側脳室の面積に有意な拡大が認められた。さらに、高ビリルビン血症を合併する統合失調症患者は健常対照群および高ビリルビン血症非合併の統合失調症者群のいずれにも比較して、前頭側頭葉脳溝、大脳縦裂、側脳室の面積の有意な拡大が認められた(業績参照)。 3.高ビリルビン血症を合併する統合失調症患者の脳の形態的変化の特徴のFLAIR MRI研究:高ビリルビン血症を合併する統合失調症患者の脳の形態学的変化の有無について頭部MRI画像を用いて検討した。その結果、統合失調症群では健常対照群に比較して、海馬、扁桃体などで信号強度の上昇が認められた。さらに、高ビリルビン血症を合併する統合失調症患者は健常対照群および高ビリルビン血症非合併の統合失調症患者群のいずれにも比較して、上記部位での信号強度の上昇が認められた(業績参照)。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)