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下垂体LH、FSH産生・分泌機構における細胞内情報伝達機構の解明

Research Project

Project/Area Number 13770918
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Obstetrics and gynecology
Research InstitutionShimane Medical University

Principal Investigator

金崎 春彦  島根医大, 医学部, 助手 (10325053)

Project Period (FY) 2001 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2002: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2001: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywordsゴナドトロピン / ドーパミン / αT3-1細胞
Research Abstract

下垂体プロラクチン産生細胞においてドーパミンはプロラクチン産生、分泌に対し負の制御を行っていることは良く知られている。この場合、ドーパミンD_2受容体に結合したドーパミンは、代表的なプロラクチン放出因子であるTRH刺激による細胞内カルシウムの上昇を抑制、あるいはPACAPの様にcAMP-プロテインキナーゼAを介して作用を有するアゴニストに対し、cAMP産生を抑制することで、プロラクチン産生、分泌を抑制していることが明らかとなっている。一方ドーパミンは視床下部GnRHニューロンに抑制的に働き、その為ゴナドトロピンの分泌が抑制されるという報告があるが、ドーパミンの下垂体ゴナドトロピン産生細胞に対する直接作用については不明である。我々はゴナドトロピン産生細胞におけるドーパミンの作用機序に関して検討するため、単一ゴナドトロピン産生細胞であるαT3-1細胞を用い、ゴナドトロピンα-subunitの発現に対するドーパミンD_2受容体の役割について検討した。刺激として作用機序の異なるGnRH及びPACAP38を用いた。RT-PCR及びWestern blottingによる検討でαT3-1細胞にはドーパミンD_2受容体が存在した。GnRH(100nM)刺激でα-subunit mRNA量は12時間後をピークに約2.5倍に増加した。PACAP38(100nM)では24時間後をピークに約2倍に増加した。もGnRH刺激によるα-subunit mRNAの増加はドーパミンD_2受容体アゴニストQinpiro1(10μM)存在下で変化を受けなかったが、PACAP38による刺激効果は有意に抑制された。ドーパミンD_2受容体はGnRH刺激に対する抑制効果は無いが、PACAP刺激に対してその抑制効果を持つ事を示しており、下垂体ゴナドトロピン産生細胞がドーパミンの影響下にあることが明らかとなった。

Report

(1 results)
  • 2001 Annual Research Report

URL: 

Published: 2001-04-01   Modified: 2016-04-21  

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