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樹状細胞を起点とした細菌抗原に対する上気道粘膜免疫応答の解析

Research Project

Project/Area Number 13770969
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Otorhinolaryngology
Research Institution大分医科大学

Principal Investigator

児玉 悟  大分医大, 医学部, 助手 (40325717)

Project Period (FY) 2001 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2002: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywordsヒト扁桃 / 樹状細胞 / T細胞 / P6 / 粘膜免疫
Research Abstract

上気道粘膜の細菌抗原特異的免疫応答における樹状細胞とCD4^+T細胞の細胞間相互作用について検討した。ヒト口蓋扁桃から樹状細胞(interdigitating dendrotic cell : IDC)を分離精製する方法を確立し、フローサイトメトリーにて表面抗原の解析を行なった。次に樹状細胞の培養系にインフルエンザ菌の外膜蛋白P6を加え、樹状細胞から産生されるサイトカインをELISAにて測定した。さらにセルソーターにて扁桃からCD4^+T細胞を分離精製し、樹状細胞、P6とともに培養し、樹状細胞を抗原提示細胞として用いた場合のCD4^+T細胞から産生されるP6特異的Th1/Th2型サイトカインについてELISAにて検討した。扁桃樹状細胞はCD83、DC-LAMP陽性でMHC II、CD40を強く発現しており、B7-2の発現も認められた。樹状細胞はP6刺激によりIL-12を産生し、このIL-12産生は抗CD40抗体刺激により増強した。樹状細胞を抗原提示細胞として用いた場合、CD4^+T細胞からのIFN-γ産生が著明であった。このIFN-γ産生は抗IL-12抗体や抗CD40L抗体にて抑制された。また別の実験系で、CD4^+T細胞のCD40L発現にはCD3+CD28刺激が必要であることが明らかとなった。以上のことから扁桃樹状細胞はP6特異的Thl免疫応答を誘導し、そのメカニズムが明らかとなった。すなわち、抗原を取り込んだ樹状細胞がIL-12を産生し、またMHC IIを介し抗原提示を行ない、TCR/CD3およびCD28を介する刺激によりCD4^+T細胞を活性化させ、IFN-γ産生(Thl分化)を誘導する。活性化したCD4+^T細胞はCD40Lを発現し、CD40を介する刺激により樹状細胞のIL-12産生が増強し、CD4^+T細胞のIFN-γ産生(Thl分化)が増加する。

Report

(1 results)
  • 2001 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 児玉 悟: "上気道粘膜における細菌抗原認識の機序"耳鼻咽喉科免疫アレルギー. 19巻2号. 28-29 (2001)

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      2001 Annual Research Report

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Published: 2001-04-01   Modified: 2016-04-21  

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