C-mybアンチセンスヌクレオチドによる緑内障術后成績向上のための基礎的研究
Project/Area Number |
13771037
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Ophthalmology
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
山中 修 和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (50254545)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 緑内障 / 創傷治癒 / シグナル伝達 / TGF-β / 繊維芽細胞 / c-mybアンチセンス / 細胞外マトリックス |
Research Abstract |
緑内障は失明の原因疾患の一つであり、この治療は失明予防の観点から極めて重要である。代表的な観血的治療として、濾過手術が現在、広く行われている。緑内障濾過手術において、術後瘢痕組織の形成は、濾過効果の減弱を招き手術成績の不良化へとつながる。瘢痕組織の発生にはコラーゲンをはじめとする結合組織の過剰な沈着が関与していると考えられる。現在、mitomycin Cや5-fluorouracilが細胞増殖抑制の目的で使用されているが、眼内炎や強膜菲薄化などの合併症が報告されている。このため、より副作用のない確実な効果をもった薬剤が求められている。今回、癌遺伝子の一つであるc-mybは、細胞増殖に深く関与しておりc-mybアンチセンスデオキシオリゴヌクレオチドの効果を培養ヒトチノン嚢及び家兎をはじめとする生体で確認することにより炎症疾患の治療や術後成績向上に役立つものと考えた。また増殖に関与するサイトカインであるTGFβの挙動についても検討し、興味深い知見を得た。つまりTGFβのシグナル伝達を制御することで創傷治癒をコントロールできる可能性が示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)