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顎骨嚢胞壁線維芽細胞由来の液性因子による歯根嚢胞の成因増大の解析

Research Project

Project/Area Number 13771203
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Surgical dentistry
Research InstitutionHirosaki University

Principal Investigator

楠美 昭則  弘前大学, 医学部附属病院, 助手 (90332494)

Project Period (FY) 2001 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2002: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords歯根嚢胞 / 定量RT-PCR / IL-6 / KGF / EGF / MAP kinase
Research Abstract

本年度は、歯根嚢胞とIL-6や上皮細胞増殖因子(EGF)、角化細胞増殖因子(KGF)等との相互反応性について解析を行った。解析として、歯根嚢胞の内面層は口腔粘膜上皮細胞に似ているため、口腔粘膜上皮細胞を用いて、IL-6やEGFやKGFの刺激の効果について解析した。
(1)口腔粘膜上皮細胞のそれぞれの因子による増殖効果を解析
正常粘膜表皮から分離した口腔粘膜上皮細胞を角化細胞無血清培地で96穴プレートに1000細胞/wellで培養し、IL-6(5ng/ml)、EGF(5ng/ml)、KGF(5ng/ml)加え、細胞増殖能について72時間後MTT法を用いて解析したが、粘膜上皮細胞の増殖能促進はなかった。LPS(2ng/ml)やIL-1β(5ng/ml)でも同様の結果が得られた。
(2)口腔粘膜上皮細胞のそれぞれ抗体による細胞増殖の抑制効果を解析
EGFやKGFは粘膜上皮細胞から無刺激状態で産生されているため、抗EGF抗体(100ng/ml)、抗KGF抗体(100ng/ml)を加え培養したが、細胞増殖能に対して有意な抑制効果は得られなかった。
(3)歯肉由来線維芽細胞に対する細胞伸展刺激メカニカルストレスの効果
細胞の伸展刺激により、一酸化窒素(NO)の産生が認められ、細胞伸展装置(スカラテック社、当講座所有)を用い、伸展率7%、0.25Hzの伸展刺激が最もNOを産生させることがわかった。この条件で合成酵素はiNOSであることがRT-PCR法で明らかにされた。
2年で、培養した歯根嚢胞由来線維芽細胞についてIL-6の産生が、有意に高いことが証明された。がIL-6は口腔上皮粘膜細胞の直接の増殖能を促進せず、また、他の因子も口腔粘膜上皮細胞の増殖に直接関与していなかった。現在伸展刺激を用いて線維芽細胞の解析から嚢胞周囲の骨吸収、骨硬化についてNOの産生と骨改造の関与が証明されメカニカルストレスとの関与について解析する。

Report

(2 results)
  • 2002 Annual Research Report
  • 2001 Annual Research Report

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Published: 2001-04-01   Modified: 2016-04-21  

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