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血清中炎症性サイトカイン濃度を指標とする各種顎変形症手術の生体侵襲度の評価

Research Project

Project/Area Number 13771204
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Surgical dentistry
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

高橋 晃治  山形大学, 医学部, 助手 (80282226)

Project Period (FY) 2001 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Keywords顎矯正手術 / 炎症性サイトカイン / 手術侵襲度 / 周術期管理 / ステロイドホルモン
Research Abstract

【目的】従来より手術侵襲の評価には,手術時間や出血量がその指標として用いられてきた.近年,各種分子生物学的手法の進歩により様々なサイトカインの役割が明らかとなり,生体侵襲の評価において血中サイトカイン濃度の計測が有用であることが報告されている.そこで各種顎変形症手術の手術侵襲度を評価する目的で,術式として選択される頻度の高い下顎枝矢状分割法(SSRO)単独施行症例とLe Fort I型骨切り術およびSSROによる上下顎移動術施行症例において血清中サイトカイン濃度を計測した.
【方法】対象は,SSRO単独施行群(G1)および上下顎移動術施行群(G2)である.評価項目として,手術時間,術中出血量および血清中サイトカイン濃度(TNF-α, IL-β, IL-6, IL-8, IL-10, IL-12)とし,測定時期を術前,術直後,術後1,3,7日目とした.2群間における統計学的処理は対応のあるt検定にて行い,p<0.05をもって有意差ありと判定した.
【結果】手術時間および出血量においては,G2がG1に対して有意に高値を示した.血清中サイトカイン濃度は,術直後のIL-6濃度でG2がG1に対して有意に高値であったが,その他の時期においては2群間に有意差を認めなかった.TNF-α, IL-10では,いずれの時期においても2群間に差を認めなかった.またIL-1βおよびIL-12では,測定限界値以下になることが多く2群間の関係は判然としなかった.なお術直後の血清中IL-6濃度は,手術時間や出血量と強い正の相関関係があることも判明した.
【考察】顎矯正手術の生体侵襲度を評価する際には,血清中IL-6濃度が有用なマーカーとなりうることが示され,上下顎移動術ではこれが高値であることから,SSRO単独施行に比べてより生体侵襲度が大きいことが判明した.

Report

(2 results)
  • 2002 Annual Research Report
  • 2001 Annual Research Report

URL: 

Published: 2001-04-01   Modified: 2016-04-21  

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