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多血小板血漿を応用した骨増生法に関する実験的研究

Research Project

Project/Area Number 13771212
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Surgical dentistry
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

中井 英貴  名大, 医学部附属病院, 助手 (60324430)

Project Period (FY) 2001 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2001: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Keywords多血小枝血漿 / 骨増生 / 骨再生 / 上顎洞底挙上術 / 骨移植
Research Abstract

われわれは多血小板血漿(以下PRPと略す)が骨新生におよぼす影響を調べるために実験的研究を行った.これは高度骨吸収症例に対して,骨増生を行った後に人工歯根治療を施行する場合を想定したものである.実験ではウサギの両側上顎洞底部の上顎洞粘膜を挙上し,移植を行うためのスペースを設けた.あらかじめウサギから採取した血液からPRPを精製しておき,これにトロンビンと塩化カルシウムを加えることでPRPゲルを作製した.このPRPゲルとβ-TCPの複合体を片側の上顎洞底部に移植し(以下,実験群とする),反体側の上顎洞底部にはβ-TCPのみを移植した(以下,対照群とする).移植後2,4,8週で上顎骨を取り出し,非脱灰標本を作製して組織学的観察を行った.その結果,移植後2週においては対照群と比べて実験群では,移植部位での血管新生および幼弱な骨組織の形成がより活発におきていることが確認された.さらに実験群では,移植領域の中央部においてもこれらの変化が活発におきていた.移植後4週においては,実験群で移植領域全体に骨梁の形成が確認された.またコンピュータを用いて薄切標本上での新生骨の骨量を計測したところ,対照群より実験群のほうが明らかに骨新生が促進されていることが確認された.以前にわれわれの教室において,ウサギの上顎洞底部にrh-bone morphogenetic protein(rh-BMP2)を移植した実験を行った経験があり,比較を行うと今回のPRPを使用した移植による骨新生はBMPによる骨新生と同程度であり,さらに海綿骨細片を用いた自家骨移植と比べても遜色ないことが確認された.これにより,PRPは骨新生を促進させる効果があり,自家移植材料として応用が可能であることが示唆された.

Report

(1 results)
  • 2001 Annual Research Report

URL: 

Published: 2001-04-01   Modified: 2016-04-21  

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