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中高年者が抱く高齢期の自己像と準備行動 -閉じこもりのない豊かな高齢期のために-

Research Project

Project/Area Number 13771486
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 基礎・地域看護学
Research InstitutionHiroshima Prefectual College of Health Sciences

Principal Investigator

牧野 裕子  広島県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 講師 (30290365)

Project Period (FY) 2001 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywords定年退職 / 高齢期 / 準備行動 / イメージ / 主観的幸福感 / PGCモラールスケール / 交流 / 社会参加 / 中高年 / サラリーマン / 幸福 / 準備
Research Abstract

定年退職後の生活を心豊かで幸福に過ごすためには、新しい生活スタイルに適応した役割や目標の再設定が必要である。本研究では、退職後の生活変化に早期に適応する上で必要な準備について明らかにし、早期適応を支援する方策を見いだすことを目的に、現役サラリーマンおよび定年退職者計2,000名を対象に、郵送によるアンケート調査を行った。有効回答数は現役サラリーマン635名(64%)、定年退職者745名(75%)であった。
その結果、定年退職者では、現役時代から退職後の生活を具体的にイメージしていたものほど主観的幸福感(PGCモラル得点)が高く、他の者に比べて、定年後の生活が「悪くなった」と答えた者が有意に少なかった。また、主観的幸福感の高い者ほど健康状態、経済状況、社会とのつながり等の満足度が高く、友人数も4名以上と多かった(P<0.001)。退職後の生活を経験し、より一層準備が必要だと思う項目は、「経済基盤」、「健康づくり」、「生きがいづくり」、「友人づくり」、「社会とのつながり」などであった。一方現役サラリーマンについてみると、定年退職後の生活像について「具体的にイメージしている」と答えた者は1割未満であり、自由記載欄に「アンケートを通して準備の必要性を意識した」との記述が多くみられた。また、退職後の生活に向けて準備が必要だと思う項目および準備している項目についてみると、いずれも「健康づくり」、「経済基盤」が上位であった。「社会とのつながり」の項では、約4割の者が「準備が必要」だと答えていたが、実際に準備を行っているものは1割未満と少なく、方法や機会がないといった意見がみられた。これらから、現役時から定年後の生活を具体的に思い描き、準備に取り組むこと等の重要性と、実行が容易となるための基盤整備の必要性が明らかとなった。今後、事業所と地域が連携した教育機会の整備、活動基盤づくりなど、職場や地域社会のバックアップが不可欠である。
今回得られた結果は、学会で発表するとともに、協力事業所および希望者への配布を行う。僅かではあるが退職生活への準備の参考となれば幸いである。

Report

(2 results)
  • 2002 Annual Research Report
  • 2001 Annual Research Report

URL: 

Published: 2001-04-01   Modified: 2016-04-21  

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