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思春期1型糖尿病患者のサマーキャンプによる患者教育の効果に関する検討

Research Project

Project/Area Number 13771519
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Clinical nursing
Research InstitutionKochi Medical School

Principal Investigator

西田 佳世  高知医科大学, 医学部, 助手 (60325412)

Project Period (FY) 2001 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2001: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Keywords1型糖尿病 / サマーキャンプ / 教育効果 / 療養行動 / ソーシャルサポート / 自己効力感 / 思春期
Research Abstract

平成13年度には、思春期・青年期の1型糖尿病患者の療養行動の現状について、質問紙調査を実施し、全体的には自立していることが明らかになった。自分自身が血糖コントロールを行うためにどのような行動をとることが望ましいかを考え、実践する力は育っているが、自らの具体的行動については困難に思っていた。また、中学生以下と高校生以上では療養行動に自己効力感が影響しており、自己効力感を高める介入の必要性が示唆された。
平成13年〜14年にかけて行った1型糖尿病患者のキャンプ参加へのニーズ調査では、キャンパーは同じ病気を持つ仲間との交流、仲間から得られる今後に向けての自信、病気を持つ自分を理解してくれるサポート源を求めていることが明らかになった。
以上の結果を参考に、平成14年度のサマーキャンプでは、仲間作りと仲間を知ること、相談したいときに相談できる環境作り、リアルタイムでの個別の血糖コントロール指導を中心に自己効力感が高まるような教育介入を行った。その結果、キャンパーの状態を把握しないままのキャンプでは、キャンプ後の療養行動の変化は見られなかったが、キャンパーの状態に合致した教育介入を取り入れたキャンプの後は、有意に療養行動得点、自己効力感が上がり、キャンプによる教育効果が現れた。思春期1型糖尿病患者にとって、同じ病気を持つ仲間との交流は、自分をわかってくれる仲間がいるということは、安心感やこれからの生活に向けての自信につながり、糖尿病療養行動や自己効力感と影響し合っていた。今後は、糖尿病の自己管理に関する自己効力感を維持する方法の検討と運動に関する自信を高める教育介入の検討が必要であることが示唆された。さらには、適宜、1型糖尿病患者の療養行動上の問題点やその時々のニーズ、対象者の発達課題を把握しながら、1型糖尿病患者に対する教育方法の検討を重ねていく必要があることが示唆された

Report

(2 results)
  • 2002 Annual Research Report
  • 2001 Annual Research Report

URL: 

Published: 2001-04-01   Modified: 2016-04-21  

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