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C型慢性肝疾患患者の生活の調整とそれに伴う思いに関する研究

Research Project

Project/Area Number 13771535
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Clinical nursing
Research InstitutionKobe City College of Nursing

Principal Investigator

浅井 さおり  神戸市看護大学, 看護学部, 助手 (20326317)

Project Period (FY) 2001 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2002: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
KeywordsC型慢性肝炎 / 肝硬変 / 生活 / 思い / セルフケア
Research Abstract

本研究は,C型慢性肝疾患患者がどのように体調を維持するために生活内容の調整をしているのかを明らかにすることを目的に,C型肝炎,肝硬変で外来通院中の患者17名へ生活を営む上での困難,工夫していること,病気や生活への思いについて半構成的インタビューを実施した.対象者の性別は男性7名女性10名,年齢は42〜71歳(平均年齢58.00歳),C型肝炎,肝硬変と診断を受けてからの期間は平均7.76年であった.分析はインタビューデータを逐語録とし,グランデッドセオリーアプローチに準じて質的,帰納的に行った.
結果,生活内容の調整で中心となるカテゴリーは「自分自身を大事にする」で,サブカテゴリーとして「よい体調で生活する」「今を充実して過ごす」が取り出された.「よい体調で生活する」は,疲れたら休むなど体をいたわったり,特定の食物を意識するなど肝臓にいいといわれることを取り入れたり,病状にあわせた注意や,風邪予防や運動不足への対応など体調を維持することが含まれた.「今を充実して過ごす」は,いつ癌になるのか考えると暗くなるので今を楽しく過ごしたり,できる体調のうちに1年1年大事に過ごすなどの悔いが残らないように過ごすこと,癌になる可能性が常に頭の隅にある中で先のことは先で考えることなどが含まれた.また,「自分自身を大事にする」には,通院治療と他者との関係のとり方も関連しており,必要な検査治療を継続することや,検査結果を医師から伝えてもらうことで安心材料を得たり,他者への感染予防や,病気を他者に知らせるかどうか,他者の支援を求めたり逆に自分だけで解決を図るなどの支援の求め方も生活の調整として行われていた.患者は現在生活に支障がなくても,病気である自分を意識したり,なぜウイルスに感染したのか,将来癌になるのかなどの自分の過去や未来と向き合いながら,今を大切に生きようと生活での調整を行っていた.

Report

(2 results)
  • 2002 Annual Research Report
  • 2001 Annual Research Report

URL: 

Published: 2001-04-01   Modified: 2016-04-21  

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