Project/Area Number |
13780046
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
体育学
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Research Institution | Nagasaki International University |
Principal Investigator |
綿 祐二 長崎国際大学, 人間社会学部, 助教授 (70240471)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2002: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 障害者スポーツ / スポーツ統合 / スポーツ参与 / 生涯スポーツ / 障害を持つ学生 / 大学体育系科目 / 混合型授業 |
Research Abstract |
【目的】大学を卒業した障害を持つ学生の生涯スポーツの活動実践の現状を明らかにし、スポーツを媒介とした健常者と障害者の関わり実態および今後の「スポーツ統合」の可能性について考察することを目的とした。【方法】1)調査目的:障害者と健常者が統合して行っている生涯スポーツの実践の現状把握および障害者および健常者の参与形態を明らかにすることを目的とした。2)調査項目:基本的属性、生涯スポーツ実践の現状(回数、場所、機会、動機)、障害者が健常者スポーツへの関わり方、健常者が障害者スポーツへの関わり方など、【主な結果】スポーツ実践では、健常者スポーツへの参加者が38.1%、障害者スポーツへの参加者が58.8%であった。参与形態では、健常者スポーツ実践群では、スポーツ実践が22.2%、スポーツ参与が75.2%であった。障害者スポーツ実践群では、スポーツ実践が69.3%、スポーツ参与が12.3%であった。参与形態別の問題点として、健常者スポーツ群では1)関与度の低さ、2)健常者スポーツの環境的不備などがあがった。障害者スポーツ群では、1)健常者主導の運営、2)競技レベルの標準化などがあがった。ひとつのケースとして車椅子バスケットに健常者プレーヤーが参加しているチームを対象として、直接面接法で問題点を抽出した結果、問題点として、1)障害者スポーツへの健常者参加に関する理解度低さ(是非も含めて)、2)他との交流、などがあがった。【考察】障害者と健常者のスポーツを媒介としたスポーツ統合について、障害者スポーツのとらえ方によって大きく異なっていた。障害者スポーツを「障害者用のスポーツ」としてとらえるのか「ひとつのスポーツ」としてとらえるのかの意見の相違によって、関与の仕方に大きく影響があることが予測された。
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