英語・外国語教育でのプレゼンテーションの学習者相互評価法の特徴とシステム開発
Project/Area Number |
13780147
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教科教育
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Research Institution | Hokusei Gakuen University |
Principal Investigator |
齋藤 英敏 北星学園大学, 経済学部, 講師 (20318695)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2002: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2001: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 相互評価 / 代替評価 / 英語教育 / オンライン評価 / プレゼンテーション / 教育評価 |
Research Abstract |
本研究の目的は、英語の個人のスピーチ(コミュニケーションを目的としたタスク)での相互評価において、(1)評価の練習を行うことが相互評価の信頼性をどれぐらい向上できるかの調査、(2)学習者が相互評価に対して好意的、あるいは好意的でない反応を示す理由の調査、(3)相互評価を簡便に集計できるシステムの開発、である。(1)については、まず個人スピーチ能力は言語的、非言語的側面の二つから成り立つ構成概念であることがわかった。練習は1回の評価練習と4回、計2時間近い評価練習を行う実験群と統制群との比較を行った。一回の練習では統制群と実験群ともに教師と同程度の相関を示し、かつ両方とも比較的高い相関であった。つまり一回の練習では大きな違いを与えないが、練習にかかわらず比較的教師の評価に近いということである。次に、英語能力の高い統制群は長期練習をした能力の低い実験群より教師評価との相関が特に言語的側面で高くことがわかった。これにより、評価の練習より英語能力が相互評価に大きな影響を与えていることが示唆された。(2)に関しては、まずアンケート調査を行ったが、全体として相互評価に対し好意的な意見が圧倒的であった。次に、好意的でない意見をアンケート調査上示した学生22名に大学院生がインタビューを行った。その理由として、不平等さ、不自然さ(不慣れである)、評価項目の難しさなどを指摘していた。また評価は教師が行うものであるという強い「思い込み」がありそのような学生に対して相互評価の学習上での重要性を理解させる必要性が明らかになった。(3)ウェッブ上の相互評価システムは様々な改善後、ほぼ完成したが、現在も細かな調整を行っている。ホームページ上で公開しダウンロードできるようにする作業を進めている。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)