Project/Area Number |
13780150
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教科教育
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Research Institution | Seinan Gakuin University |
Principal Investigator |
西野 祥子 西南学院大学, 文学部・児童教育学科, 助教授 (20243412)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2002: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 家庭科教育 / 家庭教育 / STS教育 / カリキュラム開発 / 教材開発 / 教師教育 / 家政教育 / カリキュラム / STS / 市民教育 |
Research Abstract |
平成13年度に収集したSTS家政教育カリキュラムの開発に関わる諸基礎資料を、わが国の家庭科教師教育ならびに家庭教育の観点から分析し、STS家政教育カリキュラム開発の枠組みを提示した。 さらにその理論枠組みに基づき、具体的な教材や学習プログラムの開発を行った。 1.STSの観点から見たわが国の家庭科教師教育、並びに家庭教育の問題点として、生きた現実の社会を舞台に学習を展開するという意識があまり高くなく、学び手に社会的連関のもとで考えさせる学習プロセスが少ないことが指摘された。今日の高度技術時代における子育てや健やかな日常生活実践は、答えが一つでない、あるいは答えが見つからない現実の生活問題、社会問題について考える続ける態度を育てることなしには実現できない。 2.以上の問題点を克服するための一試みとして、教師や親が実際の教育場面においてSTS家政教育理論を具体化してゆく際の手がかりとなる「STS家政教育プログラム開発のための枠組み」を提示した。また、この枠組みの有効性を確認するため、幾つかの家庭科教師教育の機会においてSTS家庭科教材の開発を試み、そこで開発した教材や学習プログラムについて、現職教員や親による評価を行った。その結果、STS家庭科学習は、様々な関連において自らの生活行為を問う力や、それに必要なものの見方、考え方を獲得させるために有効で、変化の激しい時代における生きる力の育成に重要な役割を果たすであろうとの肯定的評価を得た。
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