Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Research Abstract |
XML (Extensible Markup Language)は,ネットワーク時代の標準データ交換フォーマットとして急速に普及している.XMLは単純さと汎用性を兼ね備えているため,今後,インターネット上を流通する多くの情報がXMLによって表現されることが予想される.一般に,XMLデータは,時間の経過に伴って内容に変更が加えられて行く.しかし,現状の多くのXMLデータベースでは,古い情報は時間の経過と共に削除されてしまい,最新のXMLデータに対する処理しかできない.このため本研究では関係データベースに基づいたテンポラルXMLリポジトリの研究開発を目的としている.テンポラルXMLリポジトリに対する要件は,(1)XMLデータの経時変化をそのままデータベースに格納可能であること,(2)履歴データ(テンポラルXMLデータ)に対する効率的な問合せ処理,(3)履歴情報を利用した多様なビュー機能などが挙げられる. 1.更新に対して頑健なXML管理手法の開発:XMLデータベースでは,検索処理の高速化のためにXML文書の各節点に対して節点番号を付与して検索時の索引に用いる.しかしながら,文書に対して更新が発生すると,節点番号をも変更しなければならず,更新の効率が悪化してしまう.本研究では,更新に対して頑健な節点番号を開発し,その有効性をプロトタイプシステムによって検証した. 2.テンポラルXMLデータモデルに基づいたテンポラルXMLデータリポジトリのプロトタイプ開発:既存の関係データベースを用いて、上記データモデルに基づいたテンポラルXMLデータベースのプロトタイプシステムを実装した. 得られた研究成果は適宜国内外の研究集会にて発表した.
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