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戦後復興期の英国におけるデザイン振興政策とモダニズムの変容に関する研究

Research Project

Project/Area Number 13871008
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Fine art history
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

中山 修一  神戸大学, 発達科学部, 教授 (90030593)

Project Period (FY) 2001 – 2003
Project Status Completed (Fiscal Year 2003)
Budget Amount *help
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
Fiscal Year 2002: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Keywordsデザイン・カウンシル / デザイン振興 / 戦後復興期 / 英国 / ブライトン大学デザイン史研究センター / デザイン・カウンシル・アーカイヴ / デザイン史 / 物質・視覚文化研究
Research Abstract

1.申請書の「研究計画・方法」のなかに記載されている「平成15年度の研究計画」に従って、次の諸点から研究を遂行した。とくに本年度は、最終年度にあたるため、過去2年間の調査研究の取りまとめと整理を中心に行なった。
(1)戦後復興期の英国におけるデザインおよび物質・視覚文化に関連した内外の先行研究の解読と分析。
(2)ブライトン大学デザイン史研究センター「デザイン・カウンシル・アーカイヴ」所蔵の基礎資料の整理と分析。
(3)来日したブライトン大学デザイン史研究センター所長のジョナサン・ウッダム教授へのインタビュー。
(4)戦後復興期の英国におけるデザインに関連した画像のデジタル化とその整理。
2.上記諸点からの研究調査を通じて、以下の事柄についての知見を新たに得ることができた。
(1)英国政府が、戦後の復興にあたって、インダストリアル・デザイン協議会(のちのデザイン・カウンシル)を設置する以前の両大戦間期あって、実践の場においても、振興の場においても、すでにモダニズムをめぐっての対立が内在化していたことが判明した。
(2)ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館での「英国はそれができる」展も、そうしたモダニズムをめぐるイデオロギー的葛藤の所産として開催されたことがしだいに明らかになった。
(3)インダストリアル・デザイン協議会を中心とするモダニズム・デザインの国家的振興が、60年代に至って、若者による文化的体制批判の標的とされ、そうした事態が、ポップ・デザインから彼のポスト・モダニズムへとつながる新たな道を用意したことが明確になった。
3.今後の研究成果の公表
本年度が最終年度になっていたが、研究対象の全容を明確に肉付けするうえで躊躇する点が残り、研究成果を発表するまでにはいたらなかった。しかし、この研究を推進した結果の副産物として、申請者にブライトン大学から客員教授の称号が授与され、今後の研究交流につながる足がかり得ることができた。今後この3年間で得られた資料、インタビュー、画像、関連文献等をさらに精査し、本研究のテーマにそくして早急に成果として取りまとめ、学会や研究会等において、順次すみやかに公表していく予定である。

Report

(3 results)
  • 2003 Annual Research Report
  • 2002 Annual Research Report
  • 2001 Annual Research Report

URL: 

Published: 2001-04-01   Modified: 2016-04-21  

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