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初期言語発達とクレオールの分析に基づく言語進化の言語学的研究:言語の生物学的基礎を形成するための予備的研究として

Research Project

Project/Area Number 13871060
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 言語学・音声学
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

上田 雅信  北海道大学, 言語文化部, 教授 (30133797)

Project Period (FY) 2001 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2002: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2001: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Keywords言語進化 / 言語発達 / ごっこ遊び / 物語 / 言語の機能 / 道具使用 / 対象操作
Research Abstract

Chomsky(2002)は,言語進化は,自然選択によって起こったものではないと主張している。確かに言語機能のような複雑な構造を持つ認知システムが自然淘汰によって進化したと考えることは難しく,また自然淘汰の基礎となる言語の機能が何かを特定するのも困難である。しかし、一方でDawkins(1986)は,眼のような複雑な生物のシステムは、累積淘汰という過程によって,比較的短時間で進化しうると主張している。この研究では,言語も累積淘汰によって進化し、子どもの言語発達にそれが反映されていると仮定し、累積的な淘汰による言語進化の過程を探ることを試みた。まず,今年度も主としてヒトや動物の認知発達,比較認知科学,言語習得,談話発達研究の文献情報のパソコンへの入力を行った。さらに,霊長類学、行動生態学におけるように言語の自然な使用を観察することが、言語進化の淘汰圧と密接な関連のある言語の機能の研究には必要であるとの認識に立ち、北海道大学教育学部附属乳幼児発達臨床センターで,4,5歳児の自由遊び(特にごっこ遊び)をビデオに録画して観察し,文献を参照しながら、子どもの自由遊びにおける言語の機能についての予備的な考察を行った。その結果,このような観察が,特にコミュニケーションにおける言語の役割や言語と動作や感情表現などの他の認知機能との関係を探るための豊かな情報源となりうることが解った。同時に、言語や認知の特定の特徴の発達を調査する実験の設計の基礎としても重要な役割を果たしうることが解った。今後も引き続き乳幼児発達臨床センターでの観察を続け、観察データの予備的な分析を行い、それに基づいて特定のテーマについて実験を設計するという方法で言語の機能と文法の特質の進化の研究を行う予定である。

Report

(2 results)
  • 2002 Annual Research Report
  • 2001 Annual Research Report

URL: 

Published: 2001-04-01   Modified: 2016-04-21  

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