Project/Area Number |
13871064
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
文学一般(含文学論・比較文学)・西洋古典
|
Research Institution | Tezukayama Gakuin University |
Principal Investigator |
彭 佳紅 帝塚山学院大学, 文学部, 助教授 (90268475)
|
Project Period (FY) |
2001 – 2003
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
|
Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2003: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2002: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2001: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
|
Keywords | 中国古典小説 / 児童文学 / 翻訳 / 翻案 / 再話 / 変容 / 古典と児童文学 / 「歴史」と「現代」 / アニメ・マンガ・ゲーム / 東アジア / 「四遊記」 / メディア / 「ナーザが東海を騒がす」 / 「宝蓮燈」 / 文化の享受 / 封神演義 / 西遊記 |
Research Abstract |
平成15年度は、中国の古典文学における日本と中国の児童、少年向きの現代語訳・再話・翻案などの作品の最新出版事情を把握し、それに関係する資料の収集につとめ、それぞれの原形を時代と共にどのような変容・再話・受容されているか、その過程を明らかにしながら、いままで地道に作った研究資料やデーターをさらに充実させ、この研究をまとめの段階に持っていく年であります。 平成15年度の研究計画は下記のように実施されました。 5月、10月 大阪国際児童文学館へ数回の研究調査を行いました。 8月〜9月 予定した中国・上海市への研究調査は、中国のSARSの影響で実施することはできませんでした。 11月 中国・上海市図書館、上海の大型総合書店である「上海書城」、少年児童出版社および上海大学図書館へ文献資料の調査・収集を行いました。そして、中国のパソコン事情および中国語文献における日本との互換性について調査し、この研究に必要な知識を学び、その措置をとりました。 10月〜1月 梅花女子大学図書館などへ文献資料の閲覧、収集をしました。 11月〜1月 日本と中国の古典や、翻訳について多くの論著を出した加藤周一氏の著作目録を整理し、「加藤周一「中国論」著作目録」という資料の作成を行いました。 3月 東京にて作家・評論家の加藤周一氏を訪ね、日中における古典文学や翻訳などについて直接氏の見解を伺うことができました。 この三年間、日常的な仕事をしながら、地道に関係資料を集め、それを分類し、分析を行い、段階的に研究発表も行いました。今年は、今まで収集した資料をどう考えるか、即ち古典文学の翻訳や、日中文化の根源に関わる問題を考察することに重点を据えました。これはこの研究を生産的な結果をもたらすものだけではなく、研究者としての思考を深めることができました。
|
Report
(3 results)
Research Products
(8 results)