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ハイブリッド人工血管による黄体機能解析モデルの構築

Research Project

Project/Area Number 13876058
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Applied animal science
Research InstitutionObihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine

Principal Investigator

宮本 明夫  帯広畜産大学, 畜産学部, 助教授 (10192767)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) ACOSTA Tomas Javier  パラグアイ・アスンション大学, 講師・外国人特別研究員
Project Period (FY) 2001 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords血管内皮細胞 / 血管新生 / 人工血管 / 血管構築因子 / プロスタグランジン / 血管作動性ペプチド / 卵巣 / ウシ
Research Abstract

次年度(平成14年度)は,初年度に引き続き,ウシ血管内皮細胞を用いてハイブリッド人工血管を作出するために,各技術的段階での問題点を克服することに費やした。まとめると,以下の点に要約される。
1)ウシ黄体からクローニングした血管内皮細胞は,たいへん貴重であるため,すべての段階を市販のウシ肺の微小血管およびウシ大動脈由来の2種類の血管内皮細胞を入手して,培養系を確立しながら,人工血管作出をさらに試みた。
2)すなわち,上述のウシ血管内皮細胞を用いて,血管新生因子であるVEGFと血管構築因子であるAnptを加えた培養系で,細胞機能をさらに調べた。その結果,性ステロイドを組み合わせた培養系で,これらの因子はPG分泌とVEGFとAnptの受容体のmRNA発現を刺激した。これらの血管内皮細胞を市販の人工血管にコラーゲンでコーティングして,付着・生存が可能かについて検討したが,様々な方法で試みた結果,付着・生存性が悪く,人工血管への培養系での応用を断念した。
3)そこで,これまでの計画を変更して,現在,環流系を応用した密閉型培養系の確立を急いでいる。この系は,実際の卵巣内の卵胞や黄体組織内への埋め込みはできないが,逆にリアルタイムの形態観察と分泌観察,そして遺伝子解析が可能である。今後,この系を用いて,in vitroでの卵巣内の血管機能の実験系を構築してゆく予定である。
4)以上のように,当初計画していた培養系を用いたハイブリッド人工血管作成は成功できなかった。研究の目的が,生体の血管にバイパスを造るようなハイブリッド人工血管そのものではなく,血管機能の研究モデル構築であったので,3)に述べたように,あくまで培養系で細胞レベルの検証が可能なモデル構築が必要である。今後,早急にセットアップを済ませたいと考えている。

Report

(2 results)
  • 2002 Annual Research Report
  • 2001 Annual Research Report

URL: 

Published: 2001-04-01   Modified: 2016-04-21  

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