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臓性末梢器官における温痛覚神経線維分布の選択的追跡

Research Project

Project/Area Number 13877004
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field General anatomy (including Histology/Embryology)
Research InstitutionKyorin University

Principal Investigator

小林 靖  杏林大学, 医学部, 助教授 (00195819)

Project Period (FY) 2001 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywords痛覚 / 温度感覚 / 臓性器官 / 一次求心線維 / 無髄線維 / isolectin B4 / 軸索輸送 / 脊髄神経 / 漿膜 / レクチン / 順行性標識法 / C線維
Research Abstract

本研究では、Griffonia simplicifolia由来のisolectin B4(IB4)が無髄一次求心線維に選択的に取り込まれ、軸索輸送されることを利用して、内臓ならびにその周囲の漿膜における無髄一次求心線維分布の解析を試みた。昨年度の研究の結果得られた注入条件に基づき、胸部の脊髄神経節にIB4を注入して、おもに胸膜、腹膜での標識線維を追跡した。昨年度からの継続課題として、3次元的に走行する神経線維を効率的に解析するために以下の2つの方法を比較検討した。
(1)漿膜の伸展標本作製により、物理的に2次元化した標本において標識を可視化し、記録する。
(2)組織をそのまま切片にして標識を可視化し、各切片の所見を3次元的に再構成して立体的な走行を再現する。
当初は検鏡後のデータ処理が容易な(1)を検討した。しかし比較的形態の単純な胸腹膜といえども、完全に平面化するには、漿膜のほかにごく僅かな結合組織が付着するだけの標本を作製しなければならず、肋間神経からの全走行を観察しにくい、また標本の厚い場合には蛍光のバックグラウンドが高く、標識を識別しづらいという問題点があった。そこで方法(2)を検討した。この手法ではもとの組織の形状にかかわらず、一律に解析が可能である。問題点としては、切片を越えて同一の標識線維を追跡することが困難な場合が多いことである。IB4は小胞内に取り込まれて輸送されるので、標識が連続的でなく、細かな点状に分布するからである。そこで、IB4に先だってDiIを脊髄神経節に注入し、線維全体を染め出した上で、二重標識されたIB4を追跡する方法を開発した。これによって、本研究の大きな目的である、解析の方法論確立は概ね達成された。現在、この方法でラットの肋間神経の走行を解析しており、来年度に成果を発表予定である。

Report

(2 results)
  • 2002 Annual Research Report
  • 2001 Annual Research Report

URL: 

Published: 2001-04-01   Modified: 2016-04-21  

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