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前立腺癌におけるゲルソリンの機能解析

Research Project

Project/Area Number 13877266
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Urology
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

西村 和郎  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (80303957)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 奥山 明彦  大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20093388)
野々村 祝夫  大阪大学, 医学系研究科, 講師 (30263263)
Project Period (FY) 2001 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Keywords前立腺癌 / ゲルソリン / アンドロゲンレセプター / 抗アンドロゲン剤
Research Abstract

1.前立腺癌におけるアンドロゲン除去後のゲルソリンの発現変化
アンドロゲン依存性細胞株LNCaPを抗アンドロゲン剤存在下、またはチャコール処理によるステロイド除去血清下で培養し、ゲルソリン蛋白の発現レベルをウエスタンブロット法により検討した。その結果、共にゲルソリンの発現はLNCaPコントロール細胞に比べ、上昇していた。LNCaP細胞のヌードマウス皮下移植モデルを用いて、ゲルソリンの発現を去勢術群とコントロール群で比較検討した。コントロール群に比べ、去勢術群はゲルソリンの発現が上昇していた。
2.アンドロゲンレセプター(AR)とゲルソリンの細胞内局在変化
ARとゲルソリンを強制発現させたCOS-1細胞を用いて、免疫細胞染色により、それぞれの細胞内局在変化を検討した。アンドロゲンを添加後、ARとゲルソリンは一時的に核およびその周囲に集積した。その後ARは核へ集積していったが、ゲルソリンは細胞質に分散していった。
3.ARとゲルソリンの結合部位
ARとゲルソリンの結合能をGST融合蛋白により検討した結果、ゲルソリンのC末端側がARのDNA結合領域およびリガンド結合領域と結合した。
4.ARペプチドによるAR転写活性の変化
ルシフェラーゼ遺伝子をレポーターとして、ゲルソリンおよびAR各領域のペプチドをPC-3細胞に強制発現させた場合、ARの転写活性が変化するか検討した。ゲルソリンの発現によってARの転写活性は促進されたが、DNA結合領域、またはリガンド結合領域に相当するARペプチドは、この転写促進作用を阻止した。
以上より、ホルモン療法下の前立腺癌においては、ゲルソリンの発現が上昇しており、少量のアンドロゲンや抗アンドロゲン剤の存在下でARの転写活性を促進することによって、ゲルソリンは前立腺癌の進展に関与している可能性がある。

Report

(2 results)
  • 2002 Annual Research Report
  • 2001 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 西村 和郎, 他: "アンドロゲンレセプターのコファクターとしてのゲルソリン"日本癌学会総会記事. 93. 133 (2002)

    • Related Report
      2002 Annual Research Report
  • [Publications] 西村 和郎, 他: "アンドロゲンレセプターに対するコファクターとしてのゲルソリンの機能解析"日本泌尿器科学会雑誌. 94・2. 309 (2003)

    • Related Report
      2002 Annual Research Report

URL: 

Published: 2001-04-01   Modified: 2016-04-21  

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