乳幼児のおけるTwin-talk(宇宙語)現象の発生予防とファミリーケアの研究
Project/Area Number |
13877409
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
基礎・地域看護学
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
早川 和生 大阪大学, 医学部, 教授 (70142594)
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Project Period (FY) |
2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2001: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | 双生児 / ファミリーケア / 言語発達 / 予防 |
Research Abstract |
急増する多胎出産にともない、児の言語発達の遅れに悩む家族相談が目立って増えてきた。相談に対応する保健師も育児相談に苦慮している現状にある。多胎児の言葉の発達の遅れの原因となっているTwm-talk現象の発生機序の解明と発生予防対策に資するため本研究を実施した。 対象:ツインマザースクラブ会員の双生児家族2,733組の母親を対象に自記式質問紙調査を実施した。1,428組より回答があり、これら調査結果を分析した。 結果:Twin-talk現象の開始時期は平均で生後22.1ヶ月であった。全双生児のうちTwin-talk発生は38.5%で見られた。Twin-talk現象の終了時期は平均で生後34.6ヶ月であった。 Twin-talk現象の発生が見られた組の家族環境要因について多重ロジスティック解析をしたところ、「双子に兄・姉の兄弟がいること」および「双子の仲がよい」が有意に発生と関連していた。また、Twm-talk現象の発生の有無をクロス集計で有意差が見られた要因として、「母親のつわりの有無」、「母親の妊娠中毒症の有無」、「双子はそっくりか否か」、「兄姉との同居の有無」、「双子の仲がよいか」、「母親の年齢」、「同居家族数」などがみられた。これら要因をコントロールすることによりTwin-talk現象の発生を予防することの可能性が示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)