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倫理的意思決定にともなう精神科看護者の<思い>に関する記述的研究

Research Project

Project/Area Number 13877419
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Clinical nursing
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

田口 玲子  新潟大学, 医学部, 助教授 (20262454)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 宮坂 道夫  新潟大学, 医学部, 助教授 (30282619)
藤野 邦夫  新潟大学, 医学部, 教授 (40293237)
渡辺 岸子  新潟大学, 医学部, 助教授 (10201170)
Project Period (FY) 2001 – 2003
Project Status Completed (Fiscal Year 2003)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2003: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2002: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2001: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords看護倫理 / 精神科看護 / 倫理的悩み / 看護者の認識 / 看護者の無力感 / エンパワメント / 記述的研究 / 倫理的意思決定 / 物語倫理 / 倫理的苦悩 / 意思決定 / 倫理的判断 / ストレス・悩み
Research Abstract

研究に取り組んでいた3年間の間に,看護における倫理的問題のとりあげられ方は,生命倫理学で頻用される倫理原則の適用を目的とした,どちらかと言えば観念的なものから,次第に,看護独自の立場や使命をふまえた現実的なものへと,広がりが見られるようになってきた.施設で働く看護者が実際に日々経験する思いを,倫理的視点から説明しようとする研究も増え,新たな用語も使用されるようになってきた.
しかし,わが国における看護倫理の普及は,倫理的感受性を身につけさせることを意図した看護の基礎教育の分野と,組織経営の視点から看護をとらえる必要のある看護管理の分野ではさかんであるものの,多くの臨床看護者一般にとっては依然として観念的でいかめしいイメージのままである.また,看護倫理に関する多くの研究はなされているものの,精神科看護領域における看護倫理の研究は,ほとんどないと言ってよいほどに数少ないこともわかった.
1.そこで,今年度はまず,以前に看護学生を対象に行った調査研究を再分析し,さらに調査内容を検討して,新たに調査を行った.その結果,学生はたとえ医療における倫理の学習を終えていたとしても,改めて倫理を問われると構えてしまうこと,しかし実は多くの状況を複合的に考え合わせる能力を持つことが明らかになった.これは精神科領域においても同様であり,精神科看護者の反応は「むずかしい」と口を閉ざすか,あるいは「患者の人権」「自律か安全か」といった,従来からの精神科看護での典型的なテーマを語るかのいずれであった.
2.そこで,「看護における倫理」を,平成15年度に日本看護協会から出された「看護者の倫理綱領」をふまえて広くとらえ,調査協力者の語る悩みやストレスの中から,精神科領域における倫理的なテーマを探索する記述的方法による研究を行い,精神科看護での傾向や特徴を考察した.
精神科看護における倫理的問題は,解決に即,結びつくものでは少ないが,そこで無力感におちいることなく前向きに取り組むことにより,やがては解決に至る.そのためのエンパワメントのためにも,現実的な倫理の教育が必要であることが示唆された.

Report

(3 results)
  • 2003 Annual Research Report
  • 2002 Annual Research Report
  • 2001 Annual Research Report

URL: 

Published: 2001-03-31   Modified: 2016-04-21  

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