博物館と社会的弱者による新しい自然史リテラシーの開発
Project/Area Number |
13878029
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Science education
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Research Institution | Sapporo Gakuin University (2002-2003) Kanagawa Prefectural Museum of Cultural History (2001) |
Principal Investigator |
小出 良幸 札幌学院大学, 社会情報学部, 教授 (50211230)
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Project Period (FY) |
2001 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2003: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2002: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2001: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 自然史 / リテラシー / 社会的弱者 / 体験学習 / インターネット |
Research Abstract |
1 体験学習プログラムの開発 平成14年度に考えた体験学習プログラムを、「地学クラブ」に対してケーススタディとして実施した。その結果、この研究で開発した体験学習プログラムが有効であるという結果を得た。 2 データベースの作成・公開と学習プログラムの開発 平成14年度に作成した素案に基づいて、日本固有の地学素材によるデータベースとして、「神奈川の大地」と「北海道の自然史」を作成した。そのデータベースをインターネットで公開した。このデータベースを活用した学習プログラムを開発した。 3 社会的弱者からの発信 平成13年度に作成した素案に基づいて、「地学クラブ」の活動をインターネットで紹介し、情報発信をした。そして、クラブのメンバーが取り組んだ体験学習プログラムの結果を、メンバー自身がレポートを作成し、ホームページを通じて情報発信をおこなった。そして「地学クラブ」の活動は、この研究と共に終わるのではなく、長期にわたっておこない、自然史リテラシーを身につけるための活動へと続けることを確認して、継続している。 4 方法論を作成と公開 この研究でケーススタディとして取り組んだ体験学習プログラムの作成、実施から、方法論を作成した。社会的弱者と博物館の連携による新しい自然史リテラシーの方法論を、,学会で報告し、論文として公表した。この方法論は、博物館や社会的弱者に閉じたものではなく、ひろく生涯学習、あるいは市民教育へと一般化できるものだと考えられる。まさに萌芽的な内容であったので、市民教育としての方向性で現在も研究を継続中である。
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)