食料の生産・流通・消費空間における安全性確保に関する調査研究
Project/Area Number |
13896006
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
生物環境
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
豊田 淨彦 神戸大学, 農学部, 助教授 (30144603)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中野 和弘 新潟大学, 農学部, 教授 (70188994)
伊藤 和彦 北海道大学, 大学院・農学研究科, 教授 (70001477)
ツェンコヴァ ルミアナ 神戸大学, 農学部, 助教授 (30294200)
北村 豊 島根大学, 生物資源科学部, 助教授 (20246672)
守田 和夫 鹿児島大学, 農学部, 助教授 (70210169)
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Project Period (FY) |
2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2001: ¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
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Keywords | HACCP / GAP / 農畜産物 / 安全性 / 微生物 / 衛生管理 / フードチェーン / マイコトキシン |
Research Abstract |
生産、流通、消費空間における食料の安全性確保に必要な衛生管理技術について、国内外の状況を調査分析し、問題点および今後、開発の必要な技術を明らかした。それら成果をAgriHACCPセミナー(2002/1/2、東京農業大学、講演要旨集33頁)において報告し、討議を行った。それ以降の研究成果を含め、研究成果報告書(71頁)にまとめた。 具体例を以下に要約する。 1 青果物の生産、流通に関して、安全性・品質確保のガイドラインが策定され、実施の努力も見られるが、生産地や市場での調査に拠れば生産者・流通業者での普及と実施は未だ満足でない。一方、契約栽培による生産施設では、エア・ウォッシャの導入や製品の微生物検査が一般化しつつある。消費者や顧客の安全性に対する要求を生産者側に伝達するシステムの整備と迅速簡便な微生物検査法が必要である。水耕栽培での簡便迅速な微生物環境モニタリングにATP測定の有用性を明らかにした。 2 カット野菜における強酸性電解水の殺菌効果は、次亜塩素酸ソーダに対して優位であり、表面付着微生物の抑制、除去に有用であることを明らかにした。 3 鶏卵の流通では、SE汚染と相関の高い血卵の簡便検出法が望まれており、零細企業の多いGPセンターでの需要にあった機器開発が必要である。 4 危害発生頻度の高いマイコトキシン(カビ毒)について、生産、収穫、貯蔵、加工の各段階での対策を行う総合管理方式が提唱されており、その有効性を確認した。 5 米国、オーストラリアで青果物を対象としたGAPガイドラインが作成されている。米国では、主に微生物危害に対する土壌、灌漑用水、作業者、機械の四要素の清浄維持が強調され、オーストラリアでは、残留農薬や重金属による土壌汚染への対応が目立ち、地域性が見受けられる。日本版GAPの作成においても、日本固有の問題と特徴を抽出し、吟味する必要がある。
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Report
(1 results)
Research Products
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