人工角膜としてのプラスチック材料とその表面改質に関する企画調査
Project/Area Number |
13897014
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
Ophthalmology
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
村原 正隆 東海大学, 電子情報学部, 教授 (40166301)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 恵理子 福岡大学, 医学部, 助手 (20269004)
大山 龍一郎 東海大学, 電子情報学部, 助教授 (40233291)
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Project Period (FY) |
2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 人工角膜 / 透明プラスチック / 多孔質フッ素樹脂 / 拒絶反応 / 親水性材料 / 疎水性材料 / 後発白内障 / 移植素子 |
Research Abstract |
人工角膜の材料として、透明プラスチックが使われている。これらの材料が眼から脱落せず、しかも感染症を起こさない事が重要である。感染症を起こさない為には、材料を疎水性にすることが良く、脱落を起こさないためには親水性にする必要がある。そこで疎水性と親水性を共に備えた材料を開発する目的で、研究代表者村原が合計4回、分担者藤原が1回の渡米を実施し、人工角膜材料の必須条件を調査すると同時に、これら人工角膜の製作や臨床応用を行っている国内外の研究者らに、調査結果および本研究の重要性について、本補助金で購入した超薄型ノートパソコン及びプロジェクターを用いてプレゼンテーションを行い、これに基づいたディスカッションを行った。 (1)米国フロリダのFt.Lauderdaleで2001年5月4〜5日に開催された「第4回人工角膜研究会議(4^<th> KPro meeting)」において、人工角膜の材料、移植方法,拒絶反応,細菌感染および移植期間について調査し、Harvard Medical SchoolのDr.C.H.Dohlman及び徳島大学医学部の塩田洋教授とディスカッションを行い、塩田教授とは角膜素子研究を共同で行う事に成った。 (2)米国ニュヨークで2001年5月21〜23日に開催されるK.L.Mittal主催の「3^<rd> International Symposium on Polymer Surface Modification」において、プラスチックの親水性化について講演し、Sweden Chalmer University of TechnologyのBengt Kasemo教授と拒絶反応の無い材料開発についてディスカッションを行ない、相互に情報交換する事になった。 (3)米国ボストンで2001年11月26〜27日に開催された「MRS Fall Meeting 2001/Organic and Biomaterials」において、生体材料の移植について講演し、かつ、当該研究グループの動向を調査した。尚Harvard Medical SchoolのDr.C.H.Dohlmanの移植手術見学は先方の都合で中止。 (4)2002年2月19日〜28日マイアミ大学Bascom Palmer Eye研究所J.M.Parel教授およびWilliam Lee技師と眼内レンズの生体親和性材料についてディスカッションを行ない、J.M.Parel教授による眼内レンズ挿入手術を見学した。一方研究分担者藤原はHEMA-MMAとPEA-MMA材料の後発白内障の差について、兎眼で評価し、HEM-MMAの方が透明性を維持する事を報告した。 (5)9月に予定していたWestern Australia大学のT.V.Chirila教授訪問は諸事情により中止した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)