Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
半沢 康 福島大学, 教育学部, 助教授 (10254822)
水野 義道 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 助教授 (60190659)
菅井 英明 独立行政法人国立国語研究所, 日本語教育部門, 研究員 (10332131)
真鍋 一史 関西学院大学, 社会学部, 教授 (90098385)
吉野 諒三 統計数理研究所, 領域統計研究系, 助教授 (60220711)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2001: ¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
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Research Abstract |
平成14年度から3年計画での実施を予定している東アジア(中国,韓国,(台湾))における日本語観国際比較調査(基盤研究(A)(海外学術調査)として申請中)の企画立案を行うため,基盤研究(C)(企画調査)の助成を受けて研究を行った。研究実績の概略は以下のとおりである。 (1)先行研究として行われた「日本語観国際センサス」(1997年,1998年実施)の調査結果について,アジアの視点で再分析し,調査項目選定の基盤づくりを行った。分析結果の一部は日本行動計量学会論文集の特集テーマとして掲載される予定である。 (2)中国,韓国から海外共同研究者の劉志明,姜錫祐を招聘し,各国の最新事情を聴取するとともに,実施予定の調査に盛り込む項目の枠組みや調査地域について議論を行った。 (3)上記議論を踏まえて,中国,韓国の共同研究体制を築くべく,日本を中心とした共同研究者のネットワーク構築に着手した(現在,メーリングリストによる各国10名ほどの討議体制が整っている)。 (4)具体的調査項目選定の一助とするため,和文の文献やデータベースから関連情報の収集を開始した。今後中国語,韓国語による情報収集も行う予定である。 (5)年度末までの蓄積を基に,来年度実施を予定している「日本語観国際比較調査」の調査票原案を作成した。日中韓の言語イメージ,漢字イメージ,英語公用語論,文化的・経済的・人的接触などの観点が主として盛り込まれた。今後,調査実施まで改訂・推敲を継続する予定である。 (6)上記の成果は,国内研究者を中心に行った十数回の研究会での議論により蓄積されたが,メーリングリストによる議論によるところの知見も大であった。
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