Project/Area Number |
13F03052
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Applied optics/Quantum optical engineering
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
富田 康生 電気通信大学, 情報理工学(系)研究科, 教授 (50242342)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
GUO Jinxin 電気通信大学, 情報理工学(系)研究科, 外国人特別研究員
GUO Jinxin 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | ナノコンポジット材料 / ナノ材料 / 半導体量子ドット / 連鎖移動反応 / フォトニック結晶 / フォトニックグラフェン / ソリトン伝搬 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は光重合性モノマーへ無機ナノ微粒子および半導体量子ドット(QD)を分散したナノ微粒子-ポリマーコンポジット(NPC)中でのホログラフィックナノ微粒子アセンブリーによりフォトニックグラフェン格子(PGL)をホログラフィックに一括で作成して新しい線形・非線形光学現象の発現とそのメカニズムを究明することにある。 平成26年度は第一に、3官能チオール連鎖移動剤(CTA)をアクリルモノマー中に添加したZrO2ナノ微粒子分散NPCフィルム中に記録した平面波体積格子の高空間周波数領域特性の改善と記録された格子の熱的安定性向上(NPCフィルム温度上昇による熱膨張の低減化)の検討を行った。その結果、最適濃度CTAの添加により高空間周波数領域での屈折率変調の増大化が実現できるとともに熱的安定性の向上も同時に可能であることがわかった。第二に、独自に構築した三光束ビームによるホログラフィック干渉光学系により最適濃度CTA添加ZrO2ナノ微粒子分散NPCおよび高濃度(4vol.%)CdSe QDを光重合性イオン液体モノマーへ分散したQD分散NPC中へのPGL構造の形成を試みた。その結果、何れのNPCにおいてもPGL構造の形成が実現でき、波長532nmの入射光に対して予測されるPGL構造による複数次数の回折光が観測できた。しかし高次回折光の回折効率としてZrO2ナノ微粒子分散NPCでは最大1%、QD分散NPCでは最大0.3%と低い値となることがわかった。そこで、その原因と考えられる重合収縮の屈折率格子形成への影響を光学的測定法により究明した。その結果、NPC中に数%の重合収縮が生じることがわかり、それによるPGL構造の歪みと屈折率変調低下が非線形光学効果発現に悪影響を及ぼすことがわかった。以上の成果の一部は、Optics Letters(2件)およびOptical Review(1件)に掲載するとともに、国際会議(2件)および応用物理学会(1件)において発表した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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