サルモネラ感染防御に関与するモノクローナル抗体と認識抗原の機能解析
Project/Area Number |
13F03213
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Basic veterinary science/Basic zootechnical science
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Research Institution | National Agriculture and Food Research Organization |
Principal Investigator |
江口 正浩 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 動物衛生研究所・ 細菌・寄生虫研究領域, 主任研究員 (00312215)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ARIBAM Devi Swarmistha 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 動物衛生研究所・細菌・寄生虫研究領域, 外国人特別研究員
ARIBAM Swarmistha Devi 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 動物衛生研究所・細菌・寄生虫研究領域, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | サルモネラ / 液性免疫 / モノクローナル抗体 / ワクチン / 防御抗原 |
Outline of Annual Research Achievements |
目的:サルモネラ感染に対する感染防御は細胞性免疫が優位であると考えられているが、我々を始め複数の研究グループがマウスモデルにおいて、液性免疫応答も感染防御に関与していることを報告している。我々は、サルモネラ感染防御に関与する複数のモノクローナル抗体の作成に国内外の研究機関に先駆けて成功した。本研究は、サルモネラ感染防御に関与するモノクローナル抗体の機能解析を目的とする。 結果:本年度は、モノクローナル抗体(mAb, 449)を介した菌の排除機構の解明を実施した。449抗体とSalmonella enterica serovar Typhimurium (S. Typhimurium) を反応させた後に、マクロファージに感染させると、マクロファージ内のサイトカインの産生、NOの産生がコントロール抗体群および無処置群に比べて増加した。さらにマクロファージ内の菌数がコントロール抗体群および無処置群に比べて減少することを明らかにした。以上の結果から、我々が作成した、S. Typhimurium感染防御に関与するモノクローナル抗体449は、S. Typhimuriumと反応した後、マクロファージの活性化を促進させ、菌を排除していることが示唆された。また、他の血清型に対して、449抗体が感染防御を示すかどうか検討したところ、S. Abortusequi およびS. Paratyphi B に対しては感染防御能を示したが、S. CholeraesuisおよびS. Dublin に対しては感染防御能を示さなかった。以上の結果から、血清型の違いにより感染防御能が異なることが明らかとなった。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)