Project/Area Number |
13F03517
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
General fisheries
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Research Institution | Japan Fisheries Research and Education Agency |
Principal Investigator |
長井 敏 国立研究開発法人水産総合研究センター (80371962)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
BASTI LEILA
BASTI Leila 独立行政法人水産総合研究センター, 中央水産研究所, 外国人特別研究員
LEILA Basti 独立行政法人水産総合研究センター, 中央水産研究所, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2015: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2013: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 下痢性貝毒 / Dinophysis / ホタテ / 毒蓄積機構 / 大量培養 / Dinopysis / 二枚貝 / 脂溶性貝毒 / 毒変換 / 毒代謝 / 有毒渦鞭毛藻 |
Outline of Annual Research Achievements |
Dinophysis 属培養株の大量培養、これらを餌とした二枚貝への給餌実験に基づく二枚貝各種の捕食選択性の有無、あるいは取り込んだ毒の変換過程や解毒機能の有無等の解明、②高毒株の摂食による二枚貝へのストレスや再生産過程(精子や卵、各発生段階)への毒性影響の評価を行うことは、学術的かつ食品安全学という観点からも きわめて重要な喫緊の課題である。当該年度、特に下痢性貝毒の産生能が高いD. fortiiを給餌用に大量培養し、これを研究対象二枚貝であるホタテ複数個に1日3~4回給餌を行い、ホタテ体内における毒の蓄積機構を観察する予定であったが、培養株が確立できなかった。このため、替わりにD. caudataを用いた。 D. caudataを複数の細胞数でホタテに対して給餌した。2日毎にホタテをサンプリングし、各部位毎に毒の組成や蓄積量について機器分析(LC/MS・MS)を用いて定量することで、毒の蓄積や変換についての知見を得るつもりであった。しかし、D. caudataの暴露により、ホタテは、2日程度の短期間で死滅することが判明したので、③に関する実験をホタテ貝に対して、105 cells /mLの密度と成るようD. caudataを添加し、ホタテ貝の状態をモニターしたところ、48-72時間後に、60%を超える個体で死亡が確認された。また、12-24時間後に、偽糞等の分泌物の排出異常、外套膜、触手の退化、反応の低下、麻痺、死滅が確認された。糞や偽糞からは生きた状態、あるいは半分消化されたようなD. caudata細胞が観察された・このことから、ホタテ貝は、積極的にD. caudataを接触したのではなく、むしろ、摂食を拒んで、偽糞として排出したことが判明した。以上の結果、D. caudataは、ホタテを簡単に死滅させる毒性物質を産生していることが強く示唆された。このD. caudataによる斃死現象はヒオウギ、マガキでも確認することができた。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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