イソチオシアネート類の分子標的の同定と作用分子機構の解明
Project/Area Number |
13J00046
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Food science
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
安部 奈緒美 岡山大学, 環境生命科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | isothiocyanate / 大腸がん細胞 / 食品 / 細胞増殖抑制作用 / 動原体 / 出芽酵母 / スクリーニング / 細胞死 / 大腸がん / p53 / NF-kappaB / がん予防 / イソチオシアネート / beta-catenin |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、食品成分benzyl isothiocyanate (BITC) のヒトがん細胞増殖抑制作用における標的分子の同定を目的として、genome-wide multi-copy plasmid collectionが導入された出芽酵母を用いて、過剰発現により酵母にBITC耐性を与える遺伝子の同定を試みた。さらに、ヒト大腸がん細胞株を用いて、同定した遺伝子の細胞増殖抑制作用におけるヒトでの役割を調査した。スクリーニングの結果、動原体タンパク質をコードするMTW1を含む12の遺伝子の過剰発現がBITC耐性に貢献することを明らかにした。また、ヒト大腸がん細胞HCT-116において、Mtw1のヒトオーソログであるMis12レベルの減少が細胞周期のG2/M期における細胞数の割合を増加させること、さらに、それに伴ってBITC誘導性のアポトーシスに対する細胞の感受性を増大させることでBITCの細胞増殖抑制作用に貢献していることを示唆する結果を得た。この成果は、動原体タンパクを標的とした新規抗がん剤開発への貢献することが期待される。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(17 results)