金属クロリン二量体を用いた高効率触媒システムの構築
Project/Area Number |
13J00727
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Functional materials chemistry
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
間瀬 謙太朗 大阪大学, 工学研究科, 特別研究員(PD)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
|
Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Keywords | 人工光合成 / 過酸化水素 / 光電気化学 / 太陽光エネルギー変換 / 燃料電池 / 電極触媒 / 金属有機構造体 / 酸素還元 / 水の酸化 / 均一系酸素還元触媒 / 不均一系半導体光触媒 / 太陽光エネルギー変換効率 / コバルトクロリン / 過酸水素 / 酸素還元有機触媒 / クロム5価コロール錯体 / 可視光応答性光触媒 / 1ステップ |
Outline of Annual Research Achievements |
金属クロリン錯体を用いた酸素還元反応の触媒反応機構解明および高効率化に関する研究が大きく進展した。酸素還元電極触媒を光触媒を用いた水の酸化系と組み合わせることで、水と酸素のみを原料とする光触媒的過酸化水素生成へと研究を展開した。酸素の2電子還元で得られる過酸化水素は常温常圧で液体であるため体積当たりのエネルギー密度が高く、水素と比べて貯蔵・運搬が容易である。また生成した過酸化水素は過酸化水素を用いた燃料電池の場合、理論上では水素燃料電池とほぼ同等の開放電圧(1.09 V)を得ることができ、必要なときに効率よく電気エネルギーへと変換することが出来る。本研究では、2室型光電気化学セルを用いたシステムで世界最高活性の太陽光エネルギー変換効率を達成するなど世界トップレベルの研究成果をあげた。この成果を取りまとめてNature Communicationsに投稿し、採択された。本論文を作成するにあたり、国内、国際学会に積極的に参加して国内外の関連研究者の意見を聞いて参考にした。 その後、2室型光電気化学セルで用いるカソード電極触媒のさらなる活性向上を目指して、その基礎知識と電極触媒作製のノウハウを得るために米国留学し、金属有機構造体(MOF)を用いた電極触媒の合成に成功した。
|
Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(3 results)
Research Products
(15 results)