消滅の危機に瀕する琉球語(沖永良部方言)の記述研究
Project/Area Number |
13J03186
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Linguistics
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
徳永 晶子 一橋大学, 社会学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 危機言語 / 記述文法 / 言語ドキュメンテーション / 琉球諸語 / 奄美諸島 / 沖永良部島 / 方言 / 談話分析 / 沖永良部島方言 / 記述文法書 / 言話ドキュメンテーション / 言語継承 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は沖永良部島国頭集落を対象に3度の現地調査を行い、平成25年度に引き続き、記述文法の基礎資料となる自然談話資料の収集と書き起こしを行った。自然談話資料は形態素毎の訳・文法情報を付与し、データベース化したほか、その一部を言語資料として『奄美沖縄文芸研究』に投稿した。平成25年度までに行った基礎語彙、文型、動詞活用の調査結果と自然談話の分析を合わせ、国頭方言における文法概要(音韻・形態・統語構造)を中間報告としてまとめた。 文法の分析はこれまで形態的な側面のみに着目していたが、自然談話データが蓄積したことで個々の接辞の意味用法に関する分析が進んだ。また、格助詞や名詞接辞の選択に関わる有生性の影響など、複数の文法現象を横断して一般化できる特徴についても整理が進んだ。今後はこれまでに調査が出来ていない待遇表現の体系、自動詞・他動詞の体系、イントネーションの分析等に取り組み、総合的な文法記述としたい。 アウトリーチ活動として6月に沖永良部島下平川小学校にて方言継承に関する授業を行ったほか、話者の許可が得られた録画データについてインターネットを通じた公開を進めた。また、地元コミュニティで取り組まれている方言継承活動について国際学会(The 4th International Conference on Language Documentation and Conservation)で発表を行った。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)