バイオ医薬開発を指向したタンパク質間相互作用制御分子の探索および改変手法
Project/Area Number |
13J03862
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Biofunction/Bioprocess
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
海嶋 美里 神戸大学, 工学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2015: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 酵母 / タンパク質工学 / 遺伝子工学 / タンパク質間相互作用 / スクリーニングシステム / 蛍光タンパク質 / EGFR / シグナル伝達 / 抗体 / タンパク質問相互作用 / タンパク質デザイン / バイオ医薬 |
Outline of Annual Research Achievements |
タンパク質間相互作用(PPI)は生物学的プロセスにおいて重要な役割を果たしており、疾患の発症機序に深く関わっている。とりわけ近年では、PPIを制御(阻害もしくは誘導)できる分子が、疾患に関わるタンパク質を特異的に調節できる新規医薬品候補として注目を集めており、その簡便かつ効果的なスクリーニング方法の確立が望まれている。たとえば、チロシンキナーゼ型受容体に分類される上皮成長因子受容体(EGFR)は、癌細胞膜上に過剰発現していることが知られている。EGFRの細胞内キナーゼドメインがリン酸化することで、シグナルを細胞内に伝達しており、このシグナルが、癌細胞の増殖や転移などに関与していることから、EGFRのシグナルを阻害する分子は医薬品候補としての利用が期待できる。 今年度の研究では、今まで開発した酵母細胞を用いたタンパク質アフィニティの自在な改変システムを活用して、受容体の自己リン酸化を特異的に認識できるPPIスクリーニング法を新たに確立した。このシステムを運用することで、チロシンキナーゼ型受容体を標的としたシグナル伝達を阻害・誘導できる結合性分子を簡便にスクリーニング可能である。この成果をまとめ、Scentific Reportsに論文を投稿した。また、実際にこのスクリーニングシステムを使用し、有用タンパク質のスクリーニングに挑戦中である。 またスクリーニングシステムの感度を上げるために、酵母に適したレポータータンパク質の検討を行った。その結果、Flow cytometerによるソーテングに必要なS/N比(signal-to- noise ratio) の上昇に成功した。こちらも現在、論文を投稿中である。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(14 results)