〈臨生〉の思想圏に関する教育人間学的研究-自己変容と他者性をめぐる知の技法の解明
Project/Area Number |
13J05714
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Educaion
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Research Institution | The University of Tokyo (2015) Kyoto University (2013-2014) |
Principal Investigator |
小木曽 由佳 東京大学, 大学院人文社会系研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥3,960,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 臨床 / 臨生 / 異他なるもの / 他者性 / ケア / 知の技法 / 個別性 / 普遍性 / ユング / スピリチュアリティ / ソーシャルワーク / 死 / 心理療法 / 臨床の知 / 異他性 / 事例研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、「臨床(clinical)」の語が指し示す技法や知のあり方の特徴を、〈臨生〉という語を用いて思想的に問い直すものである。本研究では、“「異他なるもの」を通して「この私が」「この世この生のリアリティ」と出会い直す働き”を〈臨生〉と定義し、こうした〈臨生〉の思想圏に対して次の三つのアプローチ、①〈臨生〉の視座を持つ諸思想の検討、②〈臨生〉の思想圏と現代思想の接点の検討、③心理療法およびケアの領域における基礎理論の検討、から考察をおこない、「臨床」の語が本来有しているはずのダイナミズムやその知の技法を抽出することを最終目的とする。〈臨生〉の思想圏を多角的に考察し、「臨床」概念の新たな捉え直しを試みるにあたり、最終年度である本年度は、研究計画のうち、主に③の課題に取り組んだ。
まず1点目は、現代のこころのあり方を典型的に示すものとしての発達障害の研究を通して、子どもの心理学的成長における「異他なるもの」の作用について考察した。この研究内容については、京都大学こころの未来研究センターの発達障害プロジェクトでの事例検討および共同研究に継続的に関わるなかで、成果を共著論文「発達障害へのプレイセラピーにおける保護者面接の意義と可能性」として『箱庭療法学研究』に投稿しており、現在、査読修正中である。
2点目に、臨床的な<知>のあり方をユング派の立場から考察したW・ギーゲリッヒの”Soul’s Logical Life”の邦訳を進めた。本書は、心理療法という狭い意味での「臨床」場面における知を人間理解全般に敷衍させたものであり、出版されれば、心理学の領域のみならず、哲学や人間学の領域に対しても大きなインパクトを与えうると考えられる。研究員採用期間終了後も継続的に残りの作業を進めたい。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)