Project/Area Number |
13J08308
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Applied veterinary science
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
篠村 麻衣 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2013
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | セルトリ細胞 / 移植 / 精巣 / 卵巣 |
Research Abstract |
本研究では、「生殖細胞が支持細胞の性分化に作用するか」を検証するため、支持細胞と生殖細胞の性別が異なる雌雄キメラ生殖腺を作出し、生殖細胞が支持細胞の形質転換を誘導するかを詳細に解析する。実験の流れを以下に示す。 i)支持細胞特異的に発現するAMH遺伝子のプロモーター領域とヒトジフテリア毒素受容体遺伝子を融合したDNAを導入することで、ジフテリア毒素の投与によって任意の時期に支持細胞のみを特異的に死滅させることができる遺伝子導入マウス(AMH-TRECK-Tgマウス)を作出する。 ii)支持細胞を除去した生殖腺に、同性の支持細胞を移植し、支持細胞置換系を確立する。 iii)支持細胞置換系を応用し、任意の分化段階の異なる性の支持細胞を移植し、雌雄キメラ生殖腺を作製し解析する。 25年度は、i)、ii)を主目的とし、以下の成果を得た。 1、AMH-TRECK-Tgマウスを3ライン作出した。さらに、実験に適したラインを1ライン選抜し、長期移植実験に向けて免疫不全系統にバッククロスを開始した。(現在進行中) 2、ジフテリア毒素処理の濃度、投与方法を検討し、実験に適切な条件を設定した。 3、毒素処理後の支持細胞除去を確認した。 4、Tgマウスの雄に毒素を投与し、さらに別の雄個体より採材したセルトリ細胞を精細管内に移植した。移植後10日で移植細胞の定着が認められ、雄においてセルトリ細胞置換に成功した。 5、セルトリ細胞置換に関しての成果をまとめ、学会で発表し、論文を執筆した。(現在投稿中)
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Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)