Project/Area Number |
13J10592
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Plant pathology
|
Research Institution | National Institute of Agrobiological Sciences |
Principal Investigator |
藤本 岳人 国立研究開発法人農業生物資源研究所, 特別研究員(PD)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Project Status |
Declined (Fiscal Year 2015)
|
Budget Amount *help |
¥4,320,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
|
Keywords | 植物寄生性線虫 / 植物ホルモン / エチレン / スクラレオール / リグニン |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題での研究目的は植物寄生性線虫に対する抵抗性誘導物質を植物から抽出することである。植物ホルモンの1種であるジャスモン酸を植物に処理すると、線虫の根への侵入が有意に低下することが自分の研究より明らかとなっているため、ジャスモン酸を処理した植物根から抵抗性物質が放出されているであろうという仮説のもと、物質の抽出を行っている。 平成26年度は植物に含まれる線虫感染抑制物質の単離を進め、植物体内で産生される直鎖状テルペノイド化合物の1種を検出することに成功した。この物資を処理した植物では線虫の根への侵入数が有意に低下した。 物質処理をした植物の根における反応を遺伝子発現から解析すると、植物ホルモンの1種であるエチレンをシグナル伝達物質とする経路の一部が活性化することを明らかにし、エチレン経路が線虫感染に関わることが判明した。事実、エチレンの生合成や蓄積がみられないシロイヌナズナ変異体を用いて、線虫の侵入を評価したところ、物質処理によって線虫の侵入数に差はみられず、この結果からも単離物質の植物体内での反応にエチレン経路が関与することが示唆された。 さらに、単離物質を介して生産される2次代謝物質の中にも植物に処理することで、線虫感染抑制効果を示すことを明らかにした。 上記の結果をまとめ、平成27年度以降に学会誌への投稿を行う予定である。また、上記成果は知財化(特許化)が見込まれることから、平成27年度中に出願を行う予定である。
|
Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|
Report
(2 results)
Research Products
(6 results)
-
-
-
-
-
-
[Book] 線虫学実験法2014
Author(s)
水久保隆之・二井一禎 編
Total Pages
325
Publisher
京都大学学術出版会
Related Report