脱カルボニル化を介する新規触媒的炭素-炭素結合形成反応開発による創薬への貢献
Project/Area Number |
13J10837
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Plant molecular biology/Plant physiology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
鈴木 雄大 東京大学, 薬学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2013-04-26 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | C-H官能基化反応 / 触媒反応 / コバルト / 不斉反応 / 遷移金属触媒 / C-H結合活性化 / C-C結合活性化 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年当研究室で報告した高原子価コバルト触媒(Co(III)触媒)は、同族の高原子価ロジウム触媒(Rh(III)触媒)と比較して安価な直接的C-H 官能基化の触媒として有望である1。しかしながら、既存のCo(III)触媒反応は条件が過酷で基質適用範囲が狭く、またRh(III)触媒と同様の反応から容易に脱却できないという問題があった。そこで、去年度から新規Co(III)触媒に基づくCo(III)触媒特有のC-H 官能基化反応の開発に着手した。 その結果、既存のコバルト触媒の問題を打破した、新規高原子価コバルト触媒を見出すことで、従来のコバルト触媒では困難であった酸化的反応の開発 (エチルアクリレートを用いたベンズアミドの酸化的アルケニル化反応2)、高原子価ロジウム触媒では達成できない、高原子価コバルト触媒特有のアリルアルコールを直接用いた脱水型C-H アルケニル化反応3の開発に成功した。また、レドックスニュートラルなアルキンを用いたベンズアミドのアルケニル化反応も達成している。 新規高原子価コバルト触媒の安定性が実験結果から示唆されたので、次にこの触媒を用いて高原子価コバルト触媒初の不斉反応を試みた。高原子価コバルト触媒の反応では、カチオン性のコバルト種を発生させる必要があり、その活性種の近傍に常にカウンターアニオンが存在すると考えられる。私はこのカウンターアニオンに不斉点を持つ化合物を用いることで不斉反応が実現できると考えた。そこで私は不斉カウンターアニオンとして、高い酸性度を有するリン酸系のカウンターアニオンを用いて検討を行った。 種々検討を行ったが、反応が進行しない、もしくは反応が進行しても低いエナンチオ選択性に留まり、満足のいく結果が得られなかった。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)