クラスターを構成する嗅覚受容体遺伝子の発現制御と進化の解析
Project/Area Number |
14011205
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
榎森 康文 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (60160389)
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Project Period (FY) |
2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥4,900,000 (Direct Cost: ¥4,900,000)
Fiscal Year 2002: ¥4,900,000 (Direct Cost: ¥4,900,000)
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Keywords | ゲノム / 進化 / 遺伝子 / 多重遺伝子 / 嗅覚 / 神経 |
Research Abstract |
(1)嗅覚受容体遺伝子のメチル化の解析 ドジョウ嗅覚受容体(MOR)遺伝子クラスター(B/C/Dファミリークラスター)のデフォルト状態のメチル化をbisulfite法で解析した。その結果、コード領域内、および、そのごく近傍では、通常のメチル化、すなわち、CpG配列の80%程度がメチル化されていることがわかった。一方、クラスター内の遺伝子間に存在するCpGアイランド2箇所のメチル化状態を解析したところ、デフォルト状態では、ほとんど(90%以上)がメチル化を受けており、通常のCpGアイランドとは異なる状態にあることが判明した。この結果から、MOR遺伝子を発現していない組織細胞では、MOR遺伝子クラスターはヘテロクロマチン化しており、発現し得ない染色体状態にあることが推測された。 一方、このクラスター領域の個体差を個体4匹を用いて検討したところ、コード領域とその周辺の塩基配列はきわめて保存されていたが、遺伝子間の領域では、CpGアイランド領域も含めて相当の個体差が塩基配列レベルで存在していた。しかし、CpGアイランド自体は塩基配列は大きく異なるような場合にも存在しており、CpGアイランドの存在がMOR遺伝子クラスターの発現制御において重要であることが予想された。 (2)ドジョウ嗅上皮ESTライブラリーの作製と解析 ドジョウ約100匹から嗅上皮を単離し、RNA抽出・cDNAライブラリーを作製した。現在、ライブラリーのチェックを行っており、直ちに、網羅的に塩基配列の解析を行う予定である。その結果を、既に行っているラット嗅上皮のDNAマイクロアレイ解析の結果と総合して検討する予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)