小型ツメガエルを用いた、MBT特異的発現遺伝子の網羅的解析
Project/Area Number |
14011230
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
加藤 順也 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 教授 (00273839)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 利明 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助手 (40263446)
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Project Period (FY) |
2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥5,900,000 (Direct Cost: ¥5,900,000)
Fiscal Year 2002: ¥5,900,000 (Direct Cost: ¥5,900,000)
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Keywords | アフリカツメガエル / MBT / E2F / トランスジェニックガエル / サイクリンD1 / プロモーター |
Research Abstract |
両生類の初期発生過程におけるMidblastula移行(MBT)では、Zygoticな転写と細胞分化の開始、G1間期の出現と体細胞型への細胞周期の変換と大きな変化が起こるが、その分子機構の解明は大きな命題の一つである。我々はG1/S転移期に重要な働きをする転写因子E2Fに着目し、MBTでの機能解析を行っており、MBT以後にE2F活性が上昇することがMBT以後の発生過程に重要な役割を果たしていることを明らかにしてきた。MBT前後におけるE2Fの標的遺伝子候補を網羅的に解析するために、MBT後に転写量が増加する遺伝子の断片を数多く単離した。ディファレンシャルスクリーニングにより得られた150クローンに加えて、ディファレンシャルディスプレイ法によりさらに多くの候補遺伝子断片を得、すべて塩基配列を決定した。これらについてMBT前後での転写量の変化をノーザンブロッティング法により解析し、MBT以後に特異的に上昇する候補クローンをいくつか得ることができた。データベースでの検索ではほとんどのクローンのESTはまだ得られていないので全長のcDNAを単離し解析する予定である。また、サイクリンD1プロモーターに続いてXic1プロモーターを単離し、プラスミドインジェクション法によりカエル個体内でプロモーターアッセイを行った。その結果、Xic1プロモーターの機能部位を生体内で決定した。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)