組織間のXMLデータの流通を促進する「スキーマ部品」データベースの研究
Project/Area Number |
14019016
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
倉光 君郎 東京大学, 大学院・情報学環, 助手 (30323504)
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Project Period (FY) |
2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥4,900,000 (Direct Cost: ¥4,900,000)
Fiscal Year 2002: ¥4,900,000 (Direct Cost: ¥4,900,000)
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Keywords | 公開型データ / XMLスキーマ / オントロジー / 意味Webサービス / 概念情報処理 / XMLデータベース / データタイプ / 概念モデル |
Research Abstract |
本研究課題では、開かれたネットワーク環境におけるデータ交換や流通、再利用を促進する「公開型データ」の実現に取り組んでいる。本年度は、前年度に開発した「スキーマ部品化」の基礎理論をよりシステム的な側面から検証を行い、理論の精錬と応用システムの探求を行った。成果は、以下の3点に大別することができる。 データタイプのオントロジー化.データタイプは、スキーマ定義からオントロジー技術まで広く受け入れられたスキーマ部品である。我々は、データタイプとそのタイプ変換からフォーマルオントロジーシステムを構築することが可能であることを発見した。このシステムを用いることで、データタイプの共有、拡張性、更に相互運用性は大きく向上する。 概念アウェアなWebサービス.Webサービスは、モダンなデータ交換システム(データ指向の分散コンピューティングシステム)のアーキテクチャであり、Web上の多様性に対する意味相互運用性の向上が成功の鍵である。我々は、スキーマ部品化の理論をWebサービスで十分に扱うことが可能な程度の単純さで適用し、交換されるメッセージの概念を解釈し、自動的にデータ翻訳を行う新しいタイプの翻訳器を開発した。 意味的なクエリーを可能にするストレージ.データ表現における意味的なギャップは、データ(記述者)とその利用者の間にも存在する。データとクエリー間のギャップを解消しながら、大量のデータを処理するストレージが必要となる。我々は、データタイプの同値類からストレージを構成する手法を提案し、その予備的な検証として数十万オーダーのデータセットによるパフォーマンス評価を行った。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)