pltマウスにおけるT細胞免疫反応制御不全の解析とワクチンへの応用
Project/Area Number |
14021121
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
垣内 史堂 東邦大学, 医学部, 教授 (40126024)
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Project Period (FY) |
2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | pltマウス / SLCケモカイン / ELCケモカイン / T細胞 / T細胞免疫反応制御 / T細胞応答増強 |
Research Abstract |
pltマウスはDDD/1マウスに見出された突然変異マウスで、SLC(CCL21)ケモカインとELC(CCL19)ケモカインの発現を欠き、二次リンパ組織におけるT細胞領域を欠く。二次リンパ組織へのナイーブT細胞のホーミングも出来ない。このような欠陥があるにもかかわらず、蛋白質抗原で皮下免疫をおこなうと所属リンパ節のT細胞免疫反応はやや遅れるものの決して低下していることはなく、対照マウスに比べてきわめて長期間持続することが判明している。このメカニズムを解明できれば、ワクチン効果を高めることに応用できるのではないかと期待される。 本年度はpltマウスのT細胞免疫反応の長期持続が、免疫反応後のT細胞アポトーシスによる制御に欠陥があるためという可能性を検討した。モデル抗原としてニワトリ卵白アルブミンを使用して、アジュバント共にマウス足蹠に免疫し、所属リンパ節である膝下リンパ節T細胞を検討対象とした。免疫後の所属リンパ節細胞数とCD4^+T細胞数の経過を見ると、対照マウスでは免疫後16日目をピークとして増加し、18日目以降には急速に減少した。pltマウスでは増加したまま減少がみられなかった。アポトーシスCD4^+T細胞をみると、対照マウスでは免疫後18日目をピークとするアポトーシス細胞の増加がみられたが、pltマウスではアポトーシス細胞の増加はみられなかった。T細胞自体のアポトーシス誘導には欠陥がみられない。OVAに反応するT細胞について検討しても同じ結果が得られ、pltマウスにおける長期に持続するT細胞免疫反応は、CCL21とCCL19の発現欠損による反応後のT細胞アポトーシス誘導不全によるものと考えられる。なぜアポトーシス誘導に欠陥を生じるのか、なおそのメカニズムの検討を続けている。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)