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初等・中等理科における観察の段階性に基づいた学習適時性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 14022231
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section Humanities and Social Sciences
Research InstitutionShimane University

Principal Investigator

秦 明徳  島根大学, 教育学部, 教授 (60198736)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 平野 俊英  島根大学, 教育学部, 講師 (70325033)
Project Period (FY) 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Keywords観察の段階性 / 初等・中等理科 / 学習適時性 / 観察能力の深化 / 領域固有性
Research Abstract

昨今の理科授業では,観察が行われるとしても,その役割が果たせていない観察が行われることが多いことを指摘する声が少なくない。そこで,本研究では,まず観察という行為そのものに内在する段階性に着目し,観察者個々人の観察過程を多面的総合的に捉える中から,その内実を明らかにしていくことをねらいとした。さらに,観察という行為の成熟が学習者の年齢発達とどのように関わりあっているのかをも明らかにし,学習の適時性を考察することをねらいとした。
土壌断面観察,草花観察,水溶液観察の3テーマに関して,小学生から大学生までの校種間から適当なサンプル集団を設定したうえで,事例面接法及び質問紙法により調査を進めた。
そのうち,アメリカセンダングサ頭花観察に関する分析結果は次のとおりである。
(1)五感による観察とルーペによる観察を観察者が内的に関連づけ,観察の段階性を意識した観察となるのは,小学校高学年以上の場合が多い。
(2)今回の観察手法を用いた観察では,小学校6年生と大学生との観察力には大差がなく,6年段階でほぼ完成していると考えられる。
(3)五感観察による頭花全体の指摘率は,図スケッチで高く,言葉スケッチではきわめて低い。一方,そう果等の部分の表現には,言葉スケッチが有効に機能している。
(4)図スケッチと言葉スケッチを小学校低学年から導入することにより,観察の広がりと深まりをもたらすことができる。その活用法については発達段階を考慮することが大切である。
土壌断面観察,水溶液観察については,調査結果の分析中であり,成果がまとまり次第発表する予定である。

Report

(1 results)
  • 2002 Annual Research Report

URL: 

Published: 2002-04-01   Modified: 2018-03-28  

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