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DNAメチル化による癌特異的不活性化遺伝子群の解析

Research Project

Project/Area Number 14026055
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section Biological Sciences
Research InstitutionJapanese Foundation For Cancer Research

Principal Investigator

吉川 浩英  財団法人癌研究会, 癌研究所・エピジェネシス発がん研究部, 部長 (50342655)

Project Period (FY) 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥6,300,000 (Direct Cost: ¥6,300,000)
Fiscal Year 2002: ¥6,300,000 (Direct Cost: ¥6,300,000)
KeywordsDNAメチル化 / 不活性化遺伝子 / RLGS
Research Abstract

本研究においては、Restriction Landmark Genomic Scanningを用いた癌の解析からの、計28個の変異DNA断片を解析している。クローン化済みであるが未解析の8個と、クローン化していない20個が対象である。まず、8個のクローニング済みのDNAから、3個の新規全長遺伝子の同定に成功している。便宜上、この3個の遺伝子をA, B, Cと名付けた。癌細胞株を用いて調べたところ、3個すべてで発現の抑制と異常なDNAメチル化を認めた。Aはドメイン検索により、アポトーシスに関連する機能を有することが推察されており、発現ベクターを構築して癌細胞株に導入したところ中等度の細胞増殖抑制作用が認められた。セルサイクル解析ではプレリミナリーな結果ではあるが、G2M期での異常が示唆されており、この時期でのアポトーシスが考えられている。また、蛍光免疫染色による観察では、発現タンパクは細胞質に主に存在したが、興昧深いことに抗癌剤処理によって核に蓄積することが判明した。さらに機能解析を進めるために、相互作用する候補タンパクとの関連について調べている。BとCについても発現ベクターの作成と機能解析について準備を進めている。20個の未クローニングのDNA断片については4個の候補を同定している。これらの対象についても今後、精力的に解析を行なう。上述のようにDNA断片のクローニングと、DNA断片からの全長遺伝子の単離が順調に進行しており、さらに新規遺伝子の細胞増殖に関連した機能解析にも明らかな成果が得られていることから、計画した実験系が十分に機能していると考えられる。本研究を継続してゆくことによって、発がんに関連した新たな遺伝子が同定され、その機能的な重要性が明らかとなると考えられる。

Report

(1 results)
  • 2002 Annual Research Report

URL: 

Published: 2002-04-01   Modified: 2018-03-28  

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