Project/Area Number |
14028039
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
山中 伸弥 奈良先端科学技術大学院大学, 遺伝子教育研究センター, 助教授 (10295694)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三井 薫 奈良先端科学技術大学院大学, 遺伝子教育研究センター, 助手 (40324975)
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Project Period (FY) |
2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥7,100,000 (Direct Cost: ¥7,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥7,100,000 (Direct Cost: ¥7,100,000)
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Keywords | 翻訳調節 / ES細胞 / プロテオミックス / 質量分析 / 発癌 / 癌抑制遺伝子 |
Research Abstract |
NAT1はRNAエディティングAPOBEC1の過剰発現により誘導された肝細胞癌において、原因遺伝子の候補として同定された。ノックアウトマウスの解析の結果、NAT1はES細胞の分化とマウス初期発生に必須であることがわかった。NAT1は翻訳開始因子eIF4Gと類似しており、eIF4Gと同様に複数の蛋白質結合ドメインを有していることから、アダプター蛋白質として機能している可能性が高い。そこで本研究ではNAT1と結合する蛋白質の同定を目標とした。NAT1のC末端にカルモジュリン結合蛋白質とプロテインAの2つのタッグを融合させた蛋白質を発現するベクターをES細胞に導入した。この細胞を大量培養し、蛋白質を抽出した。ついでIgGビーズとカルモジュリンビーズによる2段階のアフィニティー精製を行った結果、NAT1を高純度に精製することに精製した。精製産物をSDS-PAGEにて分離し、銀染色による可視化を行った結果、複数の蛋白質が特異的に共精製されていることがわかった。これらのバンドを切り出し、LC/MS/MS質量分析により同定を試みた。一つは以前からNAT1と結合することが知られているeIF4Aであった。他のバンドに関してはサンプル量が少なく、同定には至らなかった。
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