ポリマー結合型エンドスタチンによる癌のターゲティング療法
Project/Area Number |
14030071
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
赤池 孝章 熊本大学, 医学部, 助教授 (20231798)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前田 浩 熊本大学, 医学部, 教授 (90004613)
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Project Period (FY) |
2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | エンドスタチン / 血管新生抑制療法 / ポリマー結合型エンドスタチン / NO / 癌転移 / NOS阻害剤 / ターゲティング療法 / 抗腫瘍療法 |
Research Abstract |
腫瘍転移におけるNOの関わりについて誘導型NO合成酵素(iNOS)欠損マウスと野生型マウスを用いて解析した。また、内因性血管新生抑制物質であるエンドスタチンとNOS阻害剤の併用し、それらの抗腫瘍効果についても検討した。8〜10週令iNOS欠損マウスと野生型マウスに、マウス大腸癌colon adenocarcinoma 38(C-38)腫瘍組織30mgを背部左右2カ所に移植個形腫瘍を作成した。マウス肺癌Lewis lung carcinoma (LLC)細胞を、4×106 cells/site、同様にマウス背部に移植し転移モデルを作成した。この腫瘍経を経時的に測定して腫瘍体積を求めた。転移は肺表面にある転移結節数および肺湿重量にて比較検討した。エンドスタチンは、当教室にてマウス横隔膜よりクローニングした遺伝子を大腸菌に発現させ精製した。腫瘍移植後7日目からエンドスタチン(50mg/kg、1日2回,s.c.)及び、NOS阻害剤であるS-methylisothiourea sulfate (180mg/kg/1日1回,i.p)を投与し腫瘍増殖を比較検討した。C-38腫瘍モデルでは、野生型マウスに比較してiNOS欠損マウスの腫瘍増殖が著明に抑制されており、野生型マウスにエンドスタチンとNOS阻害剤を併用することで、単独よりもさらなる腫瘍増殖抑制効果が認められた。LLCの肺転移モデルでは、野生型マウスはiNOS欠損マウスと比較して転移が促進されており、NOが腫瘍増殖促進効果のみならず、転移促進効果も発揮している可能性が示唆された。 以上の知見より、NO産生抑制に血管新生制御療法を併用した新しい抗腫瘍療法の可能性が示された.現在、ポリマー結合型エンドスタチンの作製に成功しており、今後さらに癌組織への指向性を高めた血管新生抑制療法の確立を目指している。
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Report
(1 results)
Research Products
(9 results)